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那須高原から名水尚仁沢湧水(しょうじんざわゆうすい)の水をオートバイで飲みに行くの巻
今回使用しているバイクは私の乗っている125ccのスクーターです。ちなみに私はバイクバカじゃなくて、バカがバイクに乗っているだけです。
なんで125ccかというと125ccまでは車検がなく、壊れないかぎり維持費がほとんどタダ同然だからです。
ただそれだけの理由ですので排気量は大型自動二輪の免許のない人は50でいいし大型自動二輪の免許のある人は1200でも、いくつでもいいと思います。
中高年になり若い時は考えもしなかった体の変化がおこっております。
先日昔の友人とバッタリ合ってお互い「老けたな〜と、オメェいくつになった」???、同級生だろうがボケナス
スローライフだのヘチマだと、なんだかんだと言っても時間は前にしか進みません。
そんなアインシュタインもビックリするような英語はありませんし、若い時は一度しかないのがしみじみと分かる中高年です。
頭は良くならないので、せめて体に良いものをなるべく摂るようにしていますので、今回はおいしい水を飲みに行くがテーマです。
リア充などとは縁もゆかりもありません、10兆億光年ぐらい離れています。(これより大きな数字は知らない)
常に(I Can't Get No) Satisfaction
もはや水道水がまずくて危険だというのは常識になってきています。
キチンとした調査報告があって、1991年首都圏の薬剤師さんたちが1都7県の浄水場の2Km上流の水質を調査した結果、もはやドブ同然だったそうです。
ある場所では飲水の原水としてのギリギリの許容範囲の7倍ものBDO(生物化学的酵素要求量)があったそうで、都民の約4分の1がこのような水を飲んでいるそうです。
(小松光一 農学博士 進化に向かう日本農業より)
ですから安全でおいしい水は今は本当に貴重なものになりました。
さて尚仁沢というのは昔から私の近所でも定期的に汲みにいく人がいて、20Lぐらいいつもおすそ分けしてもらっていたので昔から我が家でも結構飲んでおりました。
1985年(昭和60年)3月に環境庁(現・環境省)が選定した全国各地の「名水百選」に選ばれましたが、我々はもっと昔からおいしい水として利用しており、あまりお墨付きは関係ありません。
ただ一言付け加えますと、平成9年には全国で1番おいしい水に選ばれた実績があります。
ところが東日本大震災以降風評被害で放射能がどちらかといえば、あちら方面に強く流れたという噂がたち、それ以降このあたりから汲みに行く人が減ってしまいました。
震災時情報が錯綜し、水道水は飲めないなどと混乱していましたので、たまたま尚仁沢の水が20Lタンクで2つぐらい我が家にあってとても助かりました。
なんといっても生水で1年は持つのです。
それでは尚仁沢に出発してみましょう。
尚仁沢というと遠そうですが、実は那須からですとたいした事はありません。
山縣有朋記念館の前を通り、県民の森を抜ければそこが尚仁沢です。
右の写真のオートバイの上に小さく赤い屋根が見えますが、そこが山縣有朋の別邸です。(山縣有朋記念館)
この辺りは夏は信じられないぐらい沢山のホタルが飛んでいます。
出発場所はこのサイトでも特集いたしました那須から塩原へドライブするの道の駅「友愛の森」から関谷までは同ルートですのでそちらをまず参考にしてください。
この先ガソリンスタンドはほとんどありませんから、ガソリンが少ない場合はここ関谷で給油していきましょう。 私の場合は125ccでもアプリリア(Aprilia S.p.A. )というイタリアのレースメーカーが作っているバイクで、大きさも400ccのバイクより大きいぐらいです(こんなデカイ125があるわけあんめぇと警察に止められます)、またスピードも結構でますから普通の125ccの燃費という訳にはいきませんが(リッター30Kmには少し届かないぐらいだと思う)、それでも往復で数百円しかガス代はかかりません。
ゴッホの絵のような風景
明治のパワーエリート達が夢見た楽園「那須野ヶ原扇状地」はこの箒川と那珂川の間に挟まれた土地ですが、今回はその日本一広大な「那須野ヶ原扇状地」の上流を横切ってくる事になります。那珂川については深山湖と深山ダムであらましの概要は述べておりますので、この箒川について簡単に述べたいと思います。
源流は那須塩原市の北部白倉山で、全長46キロメートル、現在の那珂川町である小川と大田原市になる湯津上の境で那珂川に合流します。
特にこのあたりは綺麗なのですが、全体に非常に澄んだ水が特徴の川であります。
今回はまっすぐ栃木県道30号矢板那須線(とちぎけんどう30ごう やいたなすせん)を矢板方面に向かって箒川を渡って少し行きますと山縣有朋記念館か県民の森の標識がありますから、山縣有朋記念館に向かってください。(わからなかったらその辺で聞くのが田舎のジョーシキです)
これがこのサイトでも特集しております山縣有朋記念館です。
これは2015年9月の末に作成しました。(今年は本当に夏のお盆から雨ばっかりで心にもカビがはえそうだったので、ガソリンを入れていて何気に高原山を見たら珍しく晴れていたのでそのまま無計画に出発しました、所詮感で生きている人間です)
山縣有朋記念館の前を2Kmぐらいいくと県民の森に行く道にぶつかるのですが、この辺りはちょっとゴッホの絵のような風景が広がっています。
80年代の狂気のようなバブルが弾けて、全速力で走っていた超特急「日本号」が急停止して、みんながふっとばされてしまった時、ピーター・メイルが書いた「南仏プロヴァンスの12ヶ月」という本が世界的なベストセラーになり日本でも人々がゆっくりと生きるというスローライフ(英語のSlow living)を選択しだしたのがこの頃だと思います。
後にビデオ化されて日本語字幕はありませんがYouTubuにも動画が随分あるようですから一度ご覧あれ。(探す時のキーワードはA Yėąr in Pŗovėncどぇ〜す)
2006年のラッセル・クロウが主演しました映画「プロヴァンスの贈りもの」はこのリメイク版です。
昔は黒磯市(現那須塩原市)の図書館に「南仏プロヴァンスの12ヶ月」のビテオがあり、私も何度も借りてみましたが面白いです。
この辺りの名産である真っ赤なりんごがたわわに実っていてとってもきれいですよ。
私はモチのロンで行ったことなどありませんから適当に読んでもらって結構ですが、ゴッホが描いたプロヴァンスみたいな風景が沢山あります。 そこをゆっくりと走っていきますと県民の森に行く栃木県道56号塩原矢板線(とちぎけんどう56ごう しおばらやいたせん)のT字路にぶつかりますから右折してください。
約5〜6Kmで県民の森の入口があります。
八方牧場と八方湖(八方ケ原)
でもここは一回スルーしてその少し先にある「山の駅たかはら」に行ってみましょう。ここ八方ケ原には広大でとても美しい八方牧場と、八方湖があります。
ちょっと都会の人だったら桁外に雄大な景色に驚かれることと思います。
ここ八方ケ原はとても美しい場所なのですが、那須高原のような観光施設がまったくありませんから、県内など地元の人や山の好きな人以外はほとんどきません。
(カフェだのリストランテなどというのは一切ありません。) こんな景色が延々と続いております。
八方湖から天体観測したものだと思いますが非常に綺麗ですね。
ただ普段は人っ子一人いませんから真面目にクマに注意しましょうね。
ある日森のなかでクマさんに本当に出会ったらスティーヴン・セガールさん以外はシャレにな〜りません。
ノンビリとオートバイで走ってみましょう。
こちらは現在少数黒毛和牛がいるだけで、那須の模範牧場のように地雷(牛の糞)が道路にあまりありませんから助かります。
デカイバイクだと結構滑って、あまり運転の上手じゃない人はズッコケたりしますから注意してください。
糞をシエットといいますがおしっこはピスですよね。
有名なカルピスですが、外人に説明するときに上手く言わないとカウピス(牛のションベンという意味)と間違えられてホーリファッキンシエットと大笑いされますから注意しましょうね。
とにかく田舎なめたらあかん、地雷たくさんあるでよ。
途中に八方湖があります。
尚仁沢も含めて、この辺りは矢板市や藤原町、那須塩原市が複雑に入り組んでいますから、八方牧場から数十メートル行っただけで八方湖は行政区分は那須塩原市になります。
紅葉にはまだ早いですが結構色付いてきました。
チョット前までアンパンマンのパンツを履いてたくせに、急に色気づいた小娘ぐらい。 やっぱりバックミラーに青空が映るのはいいものです。
皆さん若い時がありました、記憶にないだけです。
アルバート・ハモンドの廻りでボンダンスを踊っている小娘達が私の同世代と思われます。
南カリファルニアは絶対雨は降らないって、でも誰も教えてくれなかったけど、降る時はどしゃぶりでゴザンスよ!
歌の意味をつくずくと思い知らされ世のキビシイ荒波や男を乗りこなして、現在では押しも押されもしない立派なオバチャンとして世界中でご活躍されていることと思います。
ちなみにバイクの天敵オバチャンのバックミラーは後ろを見るために付いている訳ではありません。
鼻毛がでているかどうかチェクするためのものです。
信号で止まる度にコマネズミのような素晴らしいスピードで化粧を直しております。
オバチャンのバックミラーは自分の顔を見る鏡で、後ろを見るためのものではありません。
バックミラーが必要ないのはランボルギーニ・カウンタックとオバチャンだけ。
うちの姉も年中「福田こうへい」をYouTubeで見にやってきます、スマホ持っていますが何のためのiPhoneだか持っていますが見せびらかすだけで使えません。
先日は「Googleっていうのをどうやって出すか?調べてくれ」と言っていましたから付き合っていられません。
田舎で混むところは総合病院と相場が決まっていますが、携帯ショップもいつも満員です。
最近ついにAppleの30インチのシネマディスプレイが壊れて20インチぐらいの小さなモニターを使って見ていますが、自分が見づらいからデカイの買ってやると言っています。
そんなもの買ってもらうと年中来そうなので断りましたが、中高年、金は持っているがITは弱い。
オバチャン恐るべし