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那須が初めての方に 注意点!
これは、友人から是非とも周知して下さいと依頼されましたので良く読んで下さい。
よくテレビ番組(特に旅番組など)で那須と塩原がセットで構成されているものが多いので、那須と塩原はとても近く隣接していると感違いしている方が大勢おります。
那須と塩原は距離的にも結構ありますので注意が必要です。
那須湯本駅から塩原温泉の中心街まで30km以上あります。
距離数の比較ですと、那須から会津下郷に行くのと大差ありません。
特に公共機関を利用する場合は、直接那須と塩原を結ぶバス路線などはありませんので相当な迂回をするハメになります。
宿泊する場合、那須をメインに観光するのでしたら、那須で宿泊しましょう。(モチロン逆も同じです)
結構イタイ思いをしたという経験談をお聞きしますので、あえて記載いたします。
高原と渓谷を楽しみながら、美しい大沼公園へ
普通の交通状態でしたら、片道1時間とちょっとぐらいのコースです(もちろん運転だけの時間です)
那須高原から塩原にドライブするには、県道17号線(那須街道)の広谷地交差点から行くのが一番分かりやすいと思います。
広谷地交差点は那須高原友愛の森(みちのえきなすこうげんゆうあいのもり)のすぐ近くです。
広谷地交差点を矢板、塩原方面に向かいます。通称横断道路といわれる、栃木県道30号矢板那須線(とちぎけんどう30ごう やいたなすせん)です。
その県道を塩原方面に向かいますと、間もなく西岩崎ポケットパークがある那珂川を跨ぐ那須高原大橋を渡ります。
(写真 塩原の観光協会がある建物にあるカフェレストラン 洋燈 (ランプ)の正面の写真)
那須高原大橋を渡り直進していくと、緑のトンネルや青木戸田地区の酪農地帯が広がって、のんびりした那須の景観を眺める事ができます。
そこを過ぎますと戸田交差点という割と大きな十字路がありますので、これも直進です。(写真左 セブン-イレブンやガソリンスタンドがあります)。
すると、景観のよい田園風景が広がってきます。
高林を過ぎると両側に野菜の直売所や高林坊などの蕎麦店などがあります。
少し下りのヘアピンを過ぎると、不思議な川を渡ります。
長者岳付近を源ととして途中で熊川を吸収して片不田(那須与一の墓のすぐそば)で箒川に合流しますが、まさに那須野ヶ原の原野を象徴するような水無し川です。
これは蛇尾川(さびがわ)といって、通常大雨でも降らなければ水の無い川です。
詳しくは(那須高原とはのページ)那須野ヶ原の開拓に関してで記載しておりますが、扇状地那須野が原中央を伏流水として流れる水無川となっていて、この流域は川沿いでありながら水利の便が悪く、古来より不毛の土地であった那須野ヶ原を象徴する景色を眺める事ができます。
一説によれば、「さび」という川の名はアイヌ語の「サッ・ピ・ナイ」(渇いた小石河原の川)に由来するといいます。
これは映画「那須少年記」の原作者である森詠氏も同じ見解をしめしております。
蛇尾川を渡りますと、日の出開拓地という日本でも屈指の酪農地帯を通りますので、のんびりと草を食む牛がいる牧歌的な景色を見ることができます。
そこを過ぎると関谷交差点です。
ここにもセブン-イレブンがありますので、間違わずに国道400号線に右折します。
塩原バレーラインと呼ばれる箒川の渓谷沿いの国道400号線です。
右折しますと、すぐ右側に道の駅湯の香があります。
有名な塩原の新鮮な高原大根などが格安で売っております。
お金かければいいてっもんじゃありません。
この大根はお土産に喜ばれれこと間違いなしです。
私もよく買って都会の知人にくばりましたが、催促されたりしました。
また左側には郷土資料館や、人気のカラクリ時計があり無料で見学する事ができます。
古来より、この辺りは平家の落人部落伝説や、会津街道の宿場として栄えて来た土地なので展示品の数も多く、郷土史などに興味のある方にはおすすめです。
現在、2013年5月初旬に行った時には残念ながらカラクリ時計は、故障中という事で見る事ができませんでしたが人気のあるスポットです。
結構凝ったカラクリ時計ですよ。
もみじ谷大吊橋
いよいよ塩原に入ります。ますは有名なもみじ谷大吊橋でも見てみましょう。
「もみじ谷大吊橋」は1999年(平成11年)、塩原湖を跨ぐ全長320mの歩行者専用の吊り橋として完成しました。
無補剛桁歩道吊橋としては本州一の長さを誇ります。
やはり塩原とあって、新緑よりもみじ谷っていうぐらいだから、紅葉の方が見応えがあります。
ただ、私は別の意味でここに興味があります。
それは、子供の頃以来、クマタカを見る機会がなく、クマタカをもう一回見たいとずっと思っています。
クマタカは飛翔の際にあまり羽ばたかず、大きく幅広い翼を生かして風を捕らえ旋回するソアリングは、私も仕事で関係したF14トムキャットを彷彿させるものがあります。
まあ、男がみても惚れ惚れするぐらいカッコいい飛行機でしたが、クマタカもカッコいいんでしょうね。
ワシとタカはでかいのがワシで小型のがタカだそうです。
ダム周辺は数少ないクマタカの繁殖地なのです。
ただ、橋の広さは1.5mぐらいしかありません。
ダム湖からの高さは20mぐらい。ダム湖周辺の山々の新緑や紅葉を眺めるにはとてもいい場所ですし、料金も300円と高くありません。(那須塩原市民は無料) 私は高い所がだいーーーきっらいなので、最後まで渡った事がありませんので、向こう側がどうなっているか分かりませんです。
ペコリ。
駐車場も充分な広さがあります。
駐車場周辺からの紅葉の写真しか手元にありませんので、参考にしてください。(2007年11月13日のものですが、紅葉も盛を過ぎていましたので、真っ盛りに行けば見事ですよ)
もみじ谷大吊橋を過ぎて少し行くと林野庁の森の巨人たち百選に選ばれた、栃木県塩原町の「イロハモミジの巨木(瀬川モミジ)樹高18m、幹周3.14m、樹齢200年の大木があります。
カフェレストラン 洋燈 (ランプ) 那須高原友愛の森より27Km
塩原の観光協会は親切で素晴しい対応をしてくれます。観光地たるもの、こうでなくてはいけないですよね。 カフェレストラン 洋燈 (ランプ)は観光協会の建物の二階にあります。
なんとも、粋にできています。
駐車場から眺めると、一枚のすばらしい絵を見ているような感じですよ。
さてお食事はカフェレストラン 洋燈 (ランプ)のオムライスに決めています、銀座生まれの和製洋食、王道オムライス945円で(みそ汁・サラダ付き)おいしいですよ。
食材も地元の素材で作っています。
すべてのテーブルが景色を眺められるようになっています。
今回は新緑でしたが、紅葉も素晴しいし冬は冬の味あいのあるいつ来ても落ち着ける場所です。 どうですか、いいでしょう。
実際いったら何倍もキレイですよ。
そしてレストランの下というか、一階にはテーブルやベンチがありゆっくりくつろげる採算度外視的な所が素晴しいです。 ただベンチでくつろぐだけでしたら、お金は一切かかりません。
駐車場も無料です。
この眺めを見るだけで塩原に来た価値がありますよ。
大沼公園(おおぬまこうえん) 那須高原友愛の森より35Km
日塩道路を大沼公園に向かいます。料金所の手前ですので費用はかかりません。 ここは個人的に大好きな場所です。
こんな素晴しい場所なのに、知名度が低く人がほとんど来ない所もいいです。
それに、ここ大沼の森は『日本の森滝渚 森林浴100選』に選ばれています。
それこそ、日本の有名どころと、肩をならべるぐらいいいところなんですよ。
森林浴の森日本100選 - 日本の森滝渚100選社公式ホームページ
静寂な世界は鳥の鳴き声と、爽やかな風の音だけです、エゾミソハギが風に揺れる風景はとっても良い感じですよ。
若い方はあまり見たことがないかもしれませんが、私が中学生の時見た小さな恋のメロディという映画の中のラストシーンでマーク・レスターとトレイシー・ハイドがトロッコで去っていく名シーンがあるのですが、そこに沢山のヤナギランという花が咲き乱れてたのを思い出しました。
よく似た花ですよ。
この映画は全編ビージーズが担当したのですが、このラストシーンだけTeach Your ChildrenというCrosby. Stills. Nash and Young クロスビー・スティルズ・ナッシュ・アンド・ヤングの曲が使われましたね。
静寂で神秘的な感じさえする光景を見ることができますよ。
この日もバリアフリーの木道にあるベンチに2時間ぐらい横たわっていたのですが、誰一人会いませんでした。
4月下旬のミズバショウも結構すごいですよ。