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那須から陶器の町、益子(ましこ)へドライブする
那須から益子にドライブしてみませんか?道が難しそう?(ナビがある人は関係ないですね)そんな事はないんですよ。国道294号線一本で行ける実に分かりやすい所です。
那須からですと、道の駅東山道伊王野からまっすぐ294号線を標識通りに進んでいけば益子に自動的に行ってしまいます。
お目当てはこれSL蒸気機関車なんですよ。
益子には真岡鉄道が走っています。
真岡鉄道は茨城県筑西市の下館駅から栃木県芳賀郡茂木町の茂木駅に至る真岡鐵道の鉄道路線なんですが、土日、祝日にはSLが走るんですよ。
私は子供の頃何回か乗った事がありますので、すごく懐かしくて蒸気機関車に乗りに益子まで行って来ました。 益子の町並みは景観保全されており、電柱がありません。
古い町並みがモダンにデザインされとても美しい町ですよ。(一部分ではありますが)
素人が陶器を見るのにはこの部分だけで充分です。
陶器フェチのリッチャンが心配でしたが、やはり中高年です、蒸気機関車に乗りたいんです。
終点までいってもいいのですが、私達は2駅先(SLじゃなくて普通の電車の場合もっと沢山止まります)の真岡(もうか)まで行きました。
30分ぐらいでしたが、充分堪能する事ができましたよ。 一日に1往復しかしないので、午後3時台のSLに乗る事にして、まずは町並みと陶器を見てみましょう。
やはり芸術家の町ですからセンスの良さが光るお店が沢山並んでいます。
まあ。もちろん芸術家も多士済々ですから、訳のわからない物もモチロンあります。
ジャパン・ブルー Japan Blue
まず藍の道を目指します。
まず最初に目につくのがケヤキの大木です。
私の家にも200年ぐらいのケヤキがありますが、問題ではありません。
そしてすぐ隣に藍の道の標識があります。
愛の道にひっかけたのですかね?でもすぐ隣に日下田藍染工房 (ひげたあいぞめこうぼう)という本当に藍染をやっている所があり無料で見学できます。
江戸寛政時代から200年以上続く紺屋(藍染屋)さんです。
藍は、紀元前より世界各地で青色の染料として重用されていましたが、化学合成したインディゴ染料が発明されて以降は合成インディゴが工業的にはよく用いられているため、染料用途で用いられることはほとんどなくなりました。
しかし自然の藍の色とは、海外で「ヒロシゲブルー」(Hiroshige Blue)といわれて、大変人気があるそうです。 藍染めは奈良時代から続く歴史があり、藍による染色を愛好する人もいる。
海外では“Japan Blue”、藍色を指して“Hiroshige Blue”と呼ばれることもある。
陶器ギャラリー 陶庫
昭和初期の米蔵を改装して作ったお店だそうです。私は陶器については、リッチャンの薫陶を受けておりますので、ほんのチョビット分かります。
しかし益子焼のイメージがこの店を見て変わりましたよ。
今までは正直ダサイ器だなあ〜と思っていましたが、全然違います。
栃木県のものはスゴイですよ。 建物が素晴しいです。藍の道を引き立てています。
不思議に落ち着くものや、な、な、なんじゃみたいな物まで結構楽しめます。
右側の写真のお店は郵便ポストの陶器をいっぱい売っていました。
真岡鉄道(もうかてつどう) どですかでん
さて、本日のメイン・イベントが近づいてきました。多分50年ちかくぶりにSLに乗ります。
てっちゃんじゃないんで蒸気機関車の名前などは分かりませんが、中学生の時の先生でSLに詳しい方がいてABCのCで始まるのは動輪が3つ在るということで、D51などはDなので4つ動輪が在るという意味だといってましたが正しいんでしょうかね?
益子駅です。大きな時計の塔があって個性的な駅です。切符を売っていたおばちゃんがとっても親切でした。
真岡鉄道は第三セクターです。日本全国に第三セクターが次々と出来た時代がありました。
御多分にもれず那須にもあったのですが、モチロン消滅しました。
樹齢300年を超える日本有数の中ノ大倉尾根のゴヨウツツジの大群生地にスキー場作ちゃたんですから、チョット考えられませんね。
現在は私鉄なんかで有名な企業が引き継いで経営してますが、すっかり山の上のテーマパークになってしまいました。
ペット連れOK,
国立公園はもちろん国の美しい自然を保護するという意味もありますが、これから未来にかけて、遺伝子資源を守る為の大変重要な意味もあるのです。
昔は小児白血病は死に至る恐ろしい病気でしたが、アフリカのインド洋に浮かぶマダカスカル島にある、マダガスカル・ペリウィンクル(日々草)に白血病に有効な成分がある事が発見されました。
それを元に治療薬が作られ現在では死亡率もずっと下がりました。
そのような遺伝子資源がまだまだ必ずあるはずなんです。民有地は御存じの通り犯罪でも犯さない限り、なかなか規制などできません。
現在のゴヨウツツジ群生地はスギナがはびこり、セイヨウタンポポやヒメジョオンなどの外来種も沢山あります。
もちろん、人間が付けてきた種子が増えたのもあるでしょうが、ペットが持ち込んだ可能性も否定できないのです。
その当たりの倫理が那須では現在欠如している気がします。
沼原湿原もワンちゃん連れで訪る方がいますが、あそこは那須塩原市になりますが、ペットは立ち入り禁止ですので注意してください。
これは、ペットを可愛がるものを否定するものではなく別の次元の問題です。
マダカスカルは世界最貧国の一つです。
マダガスカル・ペリウィンクルから作られる治療薬の売上は、年間150億円ぐらいあるらしいのですが、事実上マダカスカルには一円も入ってきません。
発見した人もモチロン偉いですが、何か納得できませんよね。
日本の将来の子どもたちの子どもたちの子どもたちの為に、是非国立公園を自然のまま残しましょう。
私の親戚で子供の頃から仲良しだったおない年の女の子がいました。
私と血がつながっているとは思えない天才的な美声を持っていて、将来を期待されていたのですが、中学3年生の時突然小児白血病で亡くなってしましました。
SLに一緒に乗って菊人形を見に行ったので、子供の頃の思い出が突然よぎってしまいました。 どですかでんというか、このアナログ感がいいですね、
「どですかでん」は黒澤明監督ですが山田洋次監督の映画「男はつらいよ」の最初の頃は昭和40年代です。
あの頃地方では結構SLが走っているんですよね。
寅さん免許もってないんで、移動はだいたい汽車なんですよね。 どこからか寅さんの口上が聞こえてきそうである。
負かった数字が四つ。ほら四冊目。四谷赤坂麹町(よつや あかさか こうじまち)チャラチャラ流れる御茶ノ水、粋な姐ちゃん 立ちションベン。
白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い。
ときやがった。
車内の光景です。扇風機が冷房です。でも、石炭が燃える匂いが懐かしいです。昭和の匂いですよ。