BeNasu那須高原の歩き方
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長月 幻の米の収穫

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いよいよ稲刈りが始まりました、まあ実際にはそんな言葉ではなく収穫とかハーベスト(Harvest)とかの方が現在では妥当なのかも知れません。
農業もいろいろです。
赤とんぼが竿の先にとまっておりました。

赤とんぼが竿の先にとまっておりました。

私も少し驚いたのですが現在の稲刈り機はすごいです、言葉が妥当ではありませんね、この機会をコンバインといいます。
これはクボタのDYNAMAX ER572 5条刈 72馬力でこのシリーズはクボタのフラッグシップモデルです。
70才近いおじいちゃんが運転していましたが価格は一千万円近くします、まだこの上に6条刈りというのがあり当然一千万円を軽く越します。

この先少し行きますと元禄時代、奥の細道で松尾芭蕉が西行を偲んで立ち寄った、有名な歌枕の地である遊行柳があるのですが、芭蕉が西行に思いを馳せている間に一枚の田植えが終わってしまったという句が残されています。
松尾芭蕉「田一枚植えて立ち去る柳かな」という句を残していますが、田植えと稲刈りの差はありますがマッハ刈りというぐらい一枚の田んぼの稲刈りなどあっけない程あっという間に終わってしまいます。
軍事関係にいた私としてはコンバインというより地対空ミサイルでも打てそうな機械に見えてしまいました。
その手のマニアにはハマーが人気があるようですが、実戦で使用するのは市販されているような車ではありません、アーノルド・シュワルツェネッガーの要請でハンヴィーを民生化した車種がハマーです。

ハンヴィー

軍用は呼び名もハマーではなくハンヴィーといいます。
ボンボンがナンパの為に使う車ではありません、命懸けで戦うための車です。
農家の方が命がけで農業と取り組むため使うコンバインと同じです。

これら有機無農薬のお米は非常に高価な米でもあります。
それだけ手間と、いろいろな自然のリスクと戦いながら作った米です、味覚も日本一と言われるお米です。

最新の稲刈り機

こちらはヤンマーですね、皆さんすごいコンバインです。

最新の稲刈り機

今年に入り何十回も通った道です。
両郷米540Kgが南極地方観測隊の食料として使用されるそうです。

有機無農薬米の道

那須 観光

最後に幻の米と銘打った所以を説明したいと思います。
これらの有機無農薬米は作る前からほぼ自家用の他は買う方が決まっているので、市場にでる事はほぼありません。
たまに両郷産の米が売っていますが、普通に栽培された農薬を使用した米です。
それでも普通の米に比らべるとずっと高価です。
下の写真は大塚果樹園さんの隣の有機無農薬米の刈り取り風景です。

有機無農薬米の稲刈り風景


ここも写真的に何度もお世話になりました。
とても美味しいお米ができる田んぼです。
大砲の様な先からは地対空ミサイルはでてきません、お米が出てきます当然ですよね。
これを乾燥機にいれて乾燥させるのだと思いますが、両郷には懇意の農家さんがおりませんのでこれより先は取材する事ができません、残念ながら今年の幻の米はここが限界です。

実際には八ヶ月近くかかりましたが私なりに勉強になりました。


有機無農薬米の稲刈り風景

秋の青空の下で丁寧に自然乾燥されているお米です。
自然の中約3週間ほど天日で乾燥させます。
太陽を浴びてゆっくり乾燥させたお米は、甘みを増しとっても美味しくなります。
手間暇がかかったお米です。

夏の猛暑が味覚に影響しなくればいいですがね。
作柄は個人的に見た感じでは例年並みという気がしました、米穀データバンクでも作柄は例年並といっていましが、あくまでも8月が例年並に推移した場合と6月頃に発表していましたので、結果的にはまだ分かりません。

有機無農薬米

カーギル—アグリビジネスの世界戦略の著者でカナダの著名な作家さんです。

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2013年の稲刈り時期

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稲刈り時期というのは同じような地域でも一ヶ月から一ヶ月半ぐらいの期間の幅がありました。
ここ両郷では中秋の名月の頃から始まり、秋の彼岸の3連休がピークでした。

2013年の中秋の名月

こちらも何回来たか忘れてしまうぐらい通った大塚果樹園さんの隣の田んぼです。
円雁寺跡に屋敷があるので風情を感じます。

2013年の中秋の名月

産地偽装疑惑について

私の友人が体を鍛えるためと収入の為に那須塩原市のある米問屋でアルバイトをしています。
連日新潟ナンバーのトラックが米を買い付けていくそうですよ。
まあ、これは以前からこの辺りでは当たり前の話です。
ほとんどの人が知っている事実ですので記載しました。
こういう事が無いように日本にもA.O.Cを導入するべきだと私は思います。

こういう分野の優秀な企業ビジョンバイオ株式会社です。
食品DNA検査、食品産地判別検査など詳しく知りたい方は
ビジョンバイオ株式会社

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両郷の思い出に残った風景

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何でもない火の見櫓ですがこんな風景にも心が和みました。

火の見櫓

大塚果樹さんの低農薬で作っているりんごもいい思い出です。
つがるですかね、真っ赤なりんごって美しいですよ。
東山道 道の駅でも販売しているようですので、是非御賞味あれ。

大塚果樹さんの低農薬で作っているりんご

日本の皆さんお米を食べましょう。
ごはんの無い食事はだいたい80%以上が輸入品でできているんですよ。

日本の食料自給率について

年をとってくると分かりますが、ごはんが美味しいのが一番幸せです。

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