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幻の米ができるまでを追います。
2013年、那須もすっかり春めいてきましたが。急に寒い日があったりで一気に春とはいかないようですが、田植えの準備はちゃくちゃくと進んでいます。卯月 両郷の4月
日本の現在の農業の現実は昭和一桁世代が支えて来ましたが、後継者不足で限界に近い状態が現状だと思います。
日本国内の耕作放棄面積はほぼ埼玉県の面積40万ヘクタールにおよび、農業の従事者の平均年令は66歳です。
そんな現状の中で、那須地方の静かな田園地帯で一生懸命美味しいお米をつくっている人達がいます。
両郷(りょうごう)のコシヒカリは日本一美味しいとお米通からいわれていますが、生産量が少ない為、市場にはほとんど出回らない幻の米です。
その両郷でも特においしい米が取れるといわれている地域のお米ができるまでを気長に追ってみたいと思います。
4月田植えの準備もできてきたようです。 田んぼには水が張られ、美しい田園が春の残照の中に沈んでいきます。
磯上の山桜(いそがみのやまざくら)
県内でも第一級のヤマザクラの巨樹(推定樹齢300年)ですが、残念ながら今年は私が行った時は遅かったようです。残念!
また近くにあった味あいのあるお堂です。こんな素敵なものが残る農村地帯です。 現在日本には356種類の米の品種がありますが、最も人気があるのはコシヒカリで、生産量もトップです。
しかしコシヒカリって実際はどんなの?という疑問はまずありますよね。
コシヒカリとは福井県で誕生した米の代表格です。
コシヒカリという品種は1つですが、市場にでて消費者の皆さんが買う段階で銘柄というものに変わります。
BLという米を混ぜられてしまうのです。
「新潟県産コシヒカリ」という銘柄は、9割以上がコシヒカリBLという米で厳密にはコシヒカリとは異なります。
余笹川が流れ、のどかな田園と八溝山にも近く良質の八溝材を産出する地域でもあります。
那珂川水系の水か八溝水系の水かで、おいしさが違ってくるという議論もあります。
ここは八溝山系の水です。
このあたりは、両郷の稲作地帯の最上流に近く、水も非常に綺麗です。
沢では釣り人が来て、イワナだかヤマメだかを釣っているというのですから本当なのでしょうね。 美味しい米が採れる所は大抵フェーン現象がおこります。
この辺も山林に囲まれていますので、何か美味しい米ができる要因になっているような気がします。
森に近いと昼間は暑くても夜は涼しいですからね。
もうこの先少し行くと誰も住んでいない深い森が始まります。
ツイン・ピークスみたいです。
八溝山系(やみぞさん)は、茨城県・福島県、栃木県に広がる広大な森林地帯の山々です。
この山々から湧きだす水はミネラル分がたっぷりです。
月別の農作業と風景 (2013年)
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幻の米の6月の様子 |
幻の米の6月の様子 2013年6月 |
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幻の米の9月の様子 2013年9月 |