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文月 両郷のおいしい桃は夏の味覚でした。
いつも最初はりんごですが今月は桃がとってもおいしそうで買って帰りました。回りに植えてある何気ない花に日本ミツバチがたくさんおりました。 もちろんエコファーマー大塚果樹園さんの桃です。
小規模な果樹園さんですが、安全なりんごと桃を造っています。冷蔵庫で冷やして食べたら甘くてとっても美味しかったですよ。夏の味覚ですね。 日本ミツバチと大塚果樹園さんです。
欧米ではミツバチを飼うというのは高尚な趣味とされています。
〒324-0206 栃木県大田原市河原275 大塚果樹園
マップは私のブログを参考にしてみてください大塚果樹園
有機無農薬の米
この近辺は有機無農薬栽培の田んぼだけですから、農薬を吸い込む危険性もなくトンボも元気に飛んでいて豊かな田園を感じさせてくれます。無農薬栽培でない場合は那須塩原市や那須町、那須高原の田んぼは、夏の時期大型のラジコンヘリによる農薬散布を依頼する農家が多いです(普通の農家は大方やりますね。)
だいたいは農協などに頼むのですが、目印として白い布製の旗が立ちます。
これはかなり大型のラジコンヘリでHONDA製とYAMAHA製があったと記憶しております。
結構な講習を受けなければ飛ばせないぐらい高価なものです。農協はこの時期大忙しになります。
無農薬有機栽培の田んぼはピンクの旗がたっています。 上記の記載のように生体系もとても豊かです。トンボも何種類も飛んでいます、今回はシオカラトンボとオニヤンマを撮りました。
田んぼの横にオニヤンマがいました。ホバーリングしながらようやく止まった所で写真を撮りました。
よく見るとカッコいいですね、
子供の頃、夢中でオニヤンマを追っかけていた頃を思いだしました。
トンボばっか見てて、気がついたら自分がどこにいるのかわからなくなって親に大目玉を食らいましたっけ
大塚果樹園さんの近所から田中にかけて有機無農薬の田んぼが集まっています。
有機無農薬のお米はNPO法人 MOA自然農法実施農地のサインボードが立っております。
稲作は、はるか縄文時代から行われていたのです。
米は連作障害になりにくく、手間を惜しまず連綿と続けてきた結果持続可能な農業が確立されたのだと思います。
それが、わずか30年ぐらいの間に農業は工業化してしまいました
一見、遠回りのようですが持続可能な農業というのは、こういう事なんだなあと田んぼを見ていると分かります。
農業は自然が相手ですから工業とは違います。
農薬を使えば、いずれそれに耐性ができてしまい、どんどん危険な農薬を使用するようになってしまいます。
日本でも抗生物質がきかない耐性菌ができ治療法がない多剤耐性菌の病気がでてきましたが、アメリカなどでは患者数も日本の比ではなく、大勢の方がが毎年亡くなっているそうです。
原因は一つではないと思いますが、ある科学者の研究では肉食が主体のアメリカ人の場合、抗生物質を肉牛に多量に与え続けた結果、その牛の肉を食べ続けた事が原因の一つではないかという懸念も持たれています。
このように抗生物質や農薬は少しずつ人体を侵していきます。非常に怖いですね。
米をダシにするつもりはありませんが、そんな病気にかからずに一生をまっとうするという生き方を日本人は忘れかけているような気がします。
言葉だけのスローライフなどは意味がありません。
たしかに素晴しいものだと思いますが、フランスのワインなどには何万円もかけるのに、こんなに手間がかかるお米に興味のない日本人は本当に日本人なんでしょうか?
昔は当たり前だったのが、当たり前の事をしなくなったのが日本の農業です。
効率性だけを追求すれば安全性は失われていき、人間に害という形で跳ね返ってきます。
自動車を組み立てるようにはお米はできないんですね。 大塚果樹園さんの隣の田んぼから撮りました。もちろん有機無農薬栽培の田んぼです。赤い屋根の家が大塚果樹園さんです。
さて、いよいよ無農薬有機栽培の米は違いが出て来ました。まず特徴的なのは色が深緑でツヤがあり野性的で力強を感じます。これは一目瞭然でした。
普通に栽培されている米は黄緑に見えますので色の差が歴然と違います。
それと植える稲の間隔が違います。普通の田んぼのように密植していません、一株一株の間隔が広いでのす。田んぼの回りには害虫の忌避剤が下げれております。カメムシなどの害虫から守るためだと思います。
もちろん両郷の田んぼとは違います。日本の普通の田んぼと思ってください。
通常の田んぼというのは普通このような密植植えです。(写真 下)これが農薬と化学肥料に頼っている一般の田んぼです。
あきらかに有機無農薬の米とは違うのが分かると思います。有機無農薬の稲には一株、一株に思いがこもっているのがよく分かりますね。
化学肥料、農薬に頼っている稲はひ弱な感じがしますね、稲が健康そうに見えません。品種は同じ農林100号コシヒカリなのですよ。
栽培方法でこれだけの差がでてしまうのです。 7月も殺人的な猛暑が一段落した後、天気が安定しませんね。この日も写真を撮っている時にカミナリがなり始めて、10分後には激しい雨が降り出しました。 見渡す限り有機無農薬の稲が風に吹かれています。
一雨きそうですね。カミナリもなり始めました。
カミナリはキライなので、今日はこれで引き上げる事にしました。 さあ、来月は米も劇的な変化が起こる月です。収穫の向けてどのような変化があるか楽しみです。
それでは幻の米の7月は今日でおしまいです。