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Mt.JEANS マウントジーンズのゴヨウツツジと那須ゴンドラ
6mにも達する、樹齢300年のゴヨウツツジの巨木群が素晴しいですよ。
ゴヨウツツジとは標高の高い山地に生える落葉のツツジ シロヤシオ(白八汐)の事です。
中ノ大倉尾根 ゴヨウツツジ開花時期 | 花期は例年5月下旬から6月上旬頃に見頃を迎えます。 |
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OK
那須ゴンドラ料金大人 | 往復 1600円 片道 ¥1,300 |
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子供(3歳〜小学生) | 往復 800円 片道 ¥600 |
ペット | 往復/片道 800円 |
備考 | 片道券は縦走登山者のみ |
利用時間 | 全日 9:00〜16:30(上り最終16:00) |
所要時間 | 約10分 山麓駅950m 山頂駅標高1,410m 高度差 460m |
(950m〜1410m 標高差460m 最大傾斜 30 度)
お約束の那須ゴンドラで標高1,410mの群生地まで10分のお楽しみ。
だけど、料金はあまり迫力のない割りには大人往復1600円と結構高めです。(高所恐怖症の人には有り難いですけどね)
おっ、結構咲いているじゃないか!とお思いでしょうが、写真は数少ない今年咲いた株を集めただけで、ほとんど咲いていません。
那須にきた人が「うおらぁ〜、うそじゃねえかよおっ!」 などとつまらない思いをしないように、 地元人(土着民?)としての 情報を記載いたします。
数えますと今年は隔年開花で花が咲かない年なんですね。
誤解されると困りますので一言付け加えますが、当たり年はスゴイですからね、全然同じ場所と思えないぐらい咲きます。
ゴヨウツツジ群生地だけ見たい方は来年に期待しましょうね。
このところ偶数年がいいですから、期待できます年は2014年、2016年ですかね。
参考ページ | 那須高原 オススメ |
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こちらは2008年の大当たり年です。ここのゴヨウツツジは隔年開花ですので、今年は咲かない裏年に当たります。 6月に入り関東も梅雨入りしましたが、今日は湿度も低く爽やかな青空。
それでは、最盛期?というのでMt.JEANS マウントジーンズの那須ゴンドラで日本一といわれる、ゴヨウツツジ群生地にやってきました。
八幡のツツジ群落の見頃を終えて5日後でこちらも見頃です。
ここ中ノ大倉山は那須連山の最高峰である三本槍岳の中腹にある山です。
ヤシオツツジは、那須高原や塩原渓谷などを中心に県内の山岳一帯にみられます。
栃木県の花にも指定されています。
花色は白だけでなく、ピンクやムラサキなどもあります。
アカヤシオは日光の明智平なんかが有名です。
園芸店などでも購入でき、家庭の庭で育てる事ができます。
ゴヨウツツジの隔年開花について
なんで隔年開花になるかというと、基本的には花がら摘みができないからです。ゴヨウツツジは今年伸びた新芽の先に花芽をつけます。
しかし花がらがそのままだと、その部分は花がらが邪魔になり新芽が伸びるのがどうしても遅くなりますので、花がらを摘んでおかないと、タネを育てようと養分が取られてしまいます。
花芽分化は7月下旬〜8月上旬です。
それまでに新芽が生長しきっていないと花芽はできません。
そんな訳で3万本の木の花がら摘みを手作業で出来る訳がないので、基本的にここのゴヨウツツジは隔年開花になります。
まあ、やはり繊細な花木なんですよ。
ちょっと八幡のつつじ群落とは性質が違います。
誰の責任でもありません、ご立腹いたしませぬように、しいて言えば民間企業ですから言い方にオーバーな所があるかも知れませんね。
私の場合は爽やかな風に吹かれたいだけで、花が咲かないのが分かっていて来ていますからノープロブレムですが、沢山の花を期待してきた方は一様にがっかりしていたようです。 もう一つミネザクラなども隔年開花になりやすい性質があります。
こちらも今年はほとんどダメでしたね。
天候の問題もあったのでしょうが、でもここの爽やかな風に吹かれれば花が咲こうが咲くまいが、もう関係ありません。
気持ちいいですよ。
カッコーがのどかにに鳴いていますが、いきなりドーン、ドーンと時々大きな音が聞こえる日もあります。
知らない人はビックリしますよね。
これは、布引高原(西郷村)にある自衛隊の演習をやっている時の音です。
那須の大災害の時や東北地方太平洋沖地震の時、自衛隊がどれだけ助けてくれたか、被曝の危険を犯しながらも本当にありがたかったですよ。
頭が下がる思いです
ダケカンバやクヌギやミズナラの中からそよ風が吹いてきます。オゾンをタップリ補充していってください。
さすがに標高があるだけに、展望は素晴しいですよ。
湿度も低くいい一日でした。
ただ年々荒れて来ているのは間違いありません。
マイズルソウやチシマザサなどもありますが、スギナ、西洋タンポポ、ヒメジョンなどの、ここにあるはずのなものも目に付くようになってしまいました。
ゴヨウツツジ(五葉躑躅)の向こうに熊見曽根、清水平あたりがキレイに見えました。
ゴヨウツツジは決してどこにでも咲いている花ではありません。
沢山の県でレッドリストの指定を受けています。
全体的に写真で撮ると良くわかりません、やはりここは自分の目で見る所です。
大木に一面に咲くのは美しいですが、花は葉の影に咲く上に白いので遠くからは目立たないので、写真なんかでは美しさが分かりづらいんですね。
人間と同じです。
当たり年に実際に見たら、まず美しさに見とれてしまいますよ。
だんだんテーマパーク化していくのは個人的には残念でしたが、ゴヨウツツジに関しては来年(2014年)は多分沢山咲くと思います。
シロヤシオは太平洋側の山地に生息するツツジ科ツツジ属の落葉樹です。
この中ノ大倉山のブナやミズナラの林にあるゴヨウツツジは径数20cmの巨木が沢山あります。
一本の天然記念物のような木でしたら国内に上回るものもあると思いますが、これだけの巨木の群生地は中々無いと思います。
この季節、青空だったら下から見上げるのが私は一番きれいだと思います。
青い空と白い花が印象的でとっても清々しい気分になります。
2014年 | 2014年の中ノ大倉山・マウントジーンズのゴヨウツツジ |
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