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季節のなかの那須高原 初夏〜秋 八幡のつつじ群落と那須ゴンドラ
1.那須高原の八幡のつつじ 5月下旬から6月上旬
Sull'aria(そよ風によせて) ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト「フィガロの結婚」よりもし、どの季節がいいですか?と聞かれたら初夏が一番ですと答えます。
私は5月の第一週目がオススメ(ファースト・オブ・メイ)というやつですが、ツツジには少し早いかも?
ヨーロッパなどは6月が一番いい季節らしく「ジューン・ブライド」などはそのへんから来ているのではないかと思います。
しかし日本では6月は「梅雨」に入ってしまい、私などは一番イヤな時期です。
やはり日本は5月が最高です。
5月になると、いたるところ花が咲き始めます、那須はとりわけツツジがキレイで有名です。
その中でも、那須八幡のつつじ群落は13ヘクタールの広大な敷地に約20万本のヤマツツジ、レンゲツツジ等が咲き誇る、展望も素晴らしい景勝地です。
八幡のツツジは環境省かおり風景100選・栃木県景勝100選にも選ばれています。
(八幡ツツジ群落13ヘクタールに 山ツツジなど20万本が咲く景勝地です。)
早朝標高1000mの透明な風は、心も体も洗われる気がして、マイナスイオンさえ感じられるような錯覚さえします。
鳥のさえずる音とそよ風が気持ちいい。
かつては馬の放牧地でした。
八幡のツツジのツツジ群落地の早朝の爽やかな風の中に、こんな音楽が天上から聞こえてくる気がします。
木道が整備してありますので、楽々見て回れます。
つつじ吊橋とあわせて見て回れば楽しさも倍増します。
もちろん費用は0円です。
昼間は混み合いますので、とにかく早朝に訪れるのがベストです。
早朝につき誰もいない、新緑の木漏れ日の中の散歩。
贅沢な時間を過ごせる。
山は早起きが三文の徳。 鉄則でござんす。
八幡崎高原は標高1000m とても眺めがよいですよ。
この景色の中で飲むコーヒは格別です。(要 持参)
Sull'ariaといえばショーシャンクの空に(原題:The Shawshank Redemption)ですが、モーガン・フリーマンのナレーションが素晴らしいですね。
オペラが好きな人は有名な曲ですので、すぐ わかると思いますが、映画でこの曲がわかる人は相当映画通です。
Andy:Remember, Red, hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies.
この映画の中で名言がありました「希望は多分最も素晴らしいものだ、そして素晴らしいものは決して死なない」と言っています。
ふと、最高の人生の見つけ方(ジャックニコルソン モーガン・フリーマン)コピ・ルアクのくだりを思い出し笑い。
2.ゴヨウツツジ 那須ゴンドラ( Mt.JEANSマウントジーンズ那須)
だいたい八幡のツツジの見頃から一週間ぐらいでこちらも見頃を迎えます。詳細 | Mt.JEANS マウントジーンズのゴヨウツツジ群生 |
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那須連山でも火山活動の違いがわかると思います。
中ノ大倉尾根 那須マウントジーンズ
ゴヨウツツジ(シロヤシオツツジ)の大群生地である。
3万本といわれてもピンとこないが、実際見てみるとスゴイものだ。(樹齢300年の古木など約3万株が群生)
ほとんどは大木で、ツツジとは思えない大きさに育っている。
ヤシオツツジは成長の遅い木なので、樹齢何百年などというのもあるのだろう。
下から見上げると本当に美しい。
八幡のつつじとは随分趣が違うので見比べると楽しいと思います。
キレイな景色を眺めながら那須ゴンドラで山頂駅へ(標高1,410m)乗車時間は約10分
天然のホワイトガーデンは新緑とあいまって本当に気持ちがいい。
写真などではわからない、清々しい山からの風に吹かれ、一生の中でも早々無い時間を過ごすことができた。
天気にさえ恵まれれば、最高の場所である。(これに尽きる)
しかし反面、こんな所を開発してしまっていいのであろか?
ふと、そんな罪悪感さえ感じてしまう。
都会では数本の木を伐るのに、沢山の人が反対したりするのをニュースなどで見ながら、数万、数十万本の木がゲレンデを造るために伐採され、大きな反対もな くスキー場ができてしまいました。
自然が大きな犠牲を払ってせっかく見せてくれる景色である。
感謝、感謝である。
中ノ大倉山に群生するゴヨウツツジ、花は5-6月に咲く。花は白く大柄で、花弁が浅い三角に出るので、花全体としてはやや五角形に見える。
是非大勢の人に、この素晴らしい場所を心の目で見てほしい。
皆さんの 心の中に宝物は埋もれていませんか?
こんな日にみた風景に励まされたり、勇気を与えられたりすることもきっとあると思います。
本当に大切なものは目に見えないとサンテグジュペリはいっています。
目だけではなく心で見なければわからない。
On ne voit bien qu'avec le coeur, l'essentiel est invisible pour les yeux
5月から6月にかけて爽やかな高原の夏の風に揺られて何げなく咲いています
隔年開花になりやすいのが玉に瑕だが、当たり年は見事である。
これは2008年の時。
大当たりでした。
ゴンドラ山頂駅には、展望台やドッグランもあり、ペット連れの方もたくさんいる。
(残雪があったりします。)
天気は日本晴れ、おいしいコーヒーを持参して、ゆっくり味わって飲めば気分は最高だ。
帰ったら映画 素晴らしき哉、人生! を久しぶりに見てみよう。