BeNasu 那須高原の歩き方
BeNasu 那須高原の歩き方

gif

2013年の八幡のつつじ群落 PartⅡ

gifgif

編集後記

八幡のつつじ群生地というと、山つつじやレンゲツツジが咲き乱れてという印象をもたれている方も沢山いらしゃると思います。

実際その通りですが、最近は環境省の香り100選などにも選ばれ、那須高原を代表する観光スポットになりました。

ツツジ群落地の思い出

しかし、私の個人的な思い出にあるのは、子供の頃に見た那須駒の姿です。

今となっては那須駒も需要がなく、那須でも見かける事ができなくなってしまいましたが、大変おとなしくて従順な馬でした。

そんな馬が、かつてはこの地で放牧されていたのです。
一地元人として、懐かしみながら気ままにハイキングしてみました。

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

つつじ吊橋

だいたい派手な山つつじの大株などは、観光客が時間をかけずに見れるように、群生地の入り口付近や展望台に集まっています。

今回はPart1とPartⅡに分けてページを区切りました。
PartⅠでは、観光客が集まる群生地付近の風景、そしてPartⅡは編集後記として八幡の原風景がまだ残る森を中心に歩いてみましたが、奥に行くにしたがい、逆に個人的にはだんだん美しくなっていく感じがしました。

私は人混みがきらいなので、基本的には早朝にしかいきません。
歩いて行くとまるで、自然のホワイトガーデンのような場所があります。
実際に来ると、5月の爽やかなそよ風が吹いていて、本当に清々しい場所です。

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

つつじ群落でコーヒータイム

誰もいないので、自分で煎れたコーヒを飲みながらしばし見とれてしまいました。

那須や那須塩原市の山には結構ある木なんですが、何気に美しいです。(ズミの花)
人間が作った園芸種にはない、自然のオリジナルの美といえばいいのですかね。
清楚な純白が心に染み入るようです。

いまさら遅いゾ!という人も是非行ってくださいね?

gif

2013年の八幡のつつじ群落 2013年の八幡のつつじ群落

木道はもちろんありませんが、歩きやすいように階段状になっている所もあり、歩くのには苦労しません。

群落地の奥の木の濃い処は日当たりを好むツツジは少ないですが、程よい加減でつつじも咲いており、美しい森に彩りを添えています。




2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

那須も標高の低い所は緑が日に日に濃くなっていますが、ここは標高1000mですので、まだ八幡あたりは新緑の感じです。

もみじは紅葉時もキレイですが、新緑も美しいです。
ブナ類などはドングリがなるので、馬に食べられたのか、あまり見かけません。

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

那須でもなかなか無いぐらいの澄んだ爽やかな日でした。
ミルキースカイのような晴れは多いですが、これだけ澄んだ空は那須高原でも滅多にはありません。 ちょとの高度差なのでしょうが、八幡温泉の入り口付近はまだ5分咲きぐらいでしたが、この辺は満開です。
ミツバツツジと山つつじのコントラストがキレイでした。

gif

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

こんな感じが私個人が持っている八幡崎高原のイメージです。
その通りの風景が見れて来たかいがありました。

2013年の八幡のつつじ群落 2013年の八幡のつつじ群落

山つつじも、ミツバツツジも見上げると良い感じです。
空が澄んでいるので、よけいにキレイに見えます。

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

この辺りが放牧地の中心だった所です。
つつじの大株が結構あります、まだ色も退色していないので、とても鮮やかですよ。

下の純白のズミの花の写真と対比させるといい所でしょう。
原風景がまだまだ残っています。



2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

放牧地の跡地に八幡のつつじ群落から下る途中の林です。
こちらはドングリがなる木もあって、オゾンたっぷりの林になっていました。
マイナスイオンをたっぷり浴びながら散歩。
放牧地跡というか、この辺全体を自由に那須駒は走り回って遊んでいたんでしょうね。

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

gif

ホトトギスとカッコーの鳴き声の中に、ふと馬のいななきが聞こえてくるような気がしました。
夢の中でおもいっきり走り回っているのでしょう。

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

gif

gif

さて某国営テレビ放送の生中継が行われていました。

さすが「国営テレビ」ですね、MX TV「5時に夢中」の「岩井志麻子」さんと「中瀬ゆかり」さんのような「ANA」と「JAL」が合併したら「アナル」ですね。などと、危ないトークは一切ありませんでした。

となりでボーとしていたのがへなちょこの私でございます。
ここ迄やって来られたのは誰のお蔭でもありません、ここにおいで下さったお一人お一人のお客様の前でやっている私の力です な〜んていう事は言わない明るく聡明なアナウンサーさんでした。

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

 you tube gif  gif

gif

八幡のハイキング

gif

どんなおとなたちも、一度は子どもだった。でもそのことを覚えている大人はほとんどいない

Toutes les grandes personnes ont d'abord e´te´ des enfants. (Mais peu d'entre elles s'en souviennent.)

2013年の八幡のつつじ群落

迷うほどの森ではないですが、分岐点には必ず標識があるのでわかりやすいですね。

今回は知る人ぞ知るというコースとは違う道も利用しましたので、写真は純不同です。

2013年の八幡のつつじ群落

早朝の山の空気は本当においしいですよ。

よそから来た人だったら旅情に浸れる所です。

いつか、あ〜那須の空気はうまかったなあ〜、なんて思ってくれたら地元の人は一番うれしいんじゃないですかね。

ぜひ一度那須の空気を吸ってみてください。

2013年の八幡のつつじ群落

木道脇のつつじも満開です。
ミツバツツジは横張りしないので、背が伸びてしまっていました。

2013年の八幡のつつじ群落

下って行くと小川がながれています、馬が水を飲んだんでしょうね。

2013年の八幡のつつじ群落

軽いハイキングにはとても良い場所です。

2013年の八幡のつつじ群落

gif

那須駒について

gif

つつじ吊橋

那須北部、西郷村、旧西那須野町(現 那須塩原市)は明治30年代から軍馬の放牧地として発展してきましたが、太平洋戦争において無条件降伏・非武装化という「ポツダム宣言」受諾以降急速に衰退。

また通常の馬も需要が石油の農耕器具に移行するにしたがい、需要の低下で馬産地が衰退するにともなって、昭和36年頃から和牛飼育の導入がはじまりました。

那須駒の交配は私にはまだ、よくわかりませんが、北海道のどさんこ(北海道和種馬)や軍馬などが交配してできたのではないかと推測しています。

以前は那須駒保存会が存在していましたが、現在那須駒を語れる方はもうほとんどおりません。

2013年の八幡のつつじ群落

ヨーロッパの森の中にいるようで、なんとなくロマンチックでしょ。
行ったことないけどね。

2013年の八幡のつつじ群落

ミツバツツジは結構早咲きなので、花びら散ってしまっているものが多いですが、花びらも美しいですよ。

2013年の八幡のつつじ群落

こんなキレイなつつじの間の道を早朝ゆえ、たった一人で楽しむ事ができました。この辺のつつじは今が一番美しい時でした。

花の命は短いものです、こんな風景を見ることが今年もできました。

2013年の八幡のつつじ群落

さて本番でございます。

2013年の八幡のつつじ群落

つつじ吊橋

つつじ吊橋までやってきてしまいました。

結構風が強く、ギシギシと音がなっていて、相当揺れております。

2013年の八幡のつつじ群落

まあ、高い所がキライです。

渡ったつもりで2013年の八幡のつつじ群落 PartⅡもおしまいです。

花を惜しむなかれ、美しく山つつじも散っていきました。

2013年の私の八幡のつつじ群落地も今日でおしまいです。

gif

2013年の八幡のつつじ群落から那須連山を眺める

inserted by FC2 system inserted by FC2 system inserted by FC2 system