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那須の藤10日
5月になると、那須では森や林のいたる所藤の花が咲きます。場所によっては木々を覆ってしまうような大きなものも有りますが、誰が言ったか「藤10日」といって、美しいものは長続きしません。
那須は里から高原、深山までありますので、標高が高くなるに従い、次々と咲いていくので5月中楽しめる花です。
ほとんどは山藤ですが、里の近くだと野田藤なんかも林にあったりします。
野田藤と山藤の見分け方は、野田藤は時計回りに巻き付き、逆に山藤は反時計回りに巻き付きます。
やはり日本の花は美しいです。
「女は やわらかに 心うつくしき なんよき」
紫式部 那須の深堀周辺の藤です。
池に一本藤があるだけで、溜池が美しい藤の花びらの池になりますよ。
心の豊かさのバロメータですね。
那須高原の下の方から咲き始め、深山園地のような断崖絶壁に咲く藤まで様々でしが、名もなき花の儚さも美しいものです。
このあたりに那須だいすき牛乳の旗が立っていた牧場がありました。
りんどうの花の絵がトレードマークでよく道の駅などでも販売されている牛乳です。
こちらの藤は深山ダムや深山園地に行く途中に、知る人ぞ知るおいしい湧き水がでる場所があるのですが、その前に咲いていた藤です。
人間の手の加えられていない、自然美が美しいです。
深山園地のトウゴクミツバツツジとゴヨウツツジの群落を見ようとやって来ましたが、八幡のつつじ群落地や私用もかさなり、行ってみた時にはトウゴクミツバツツジは散った跡でした。 その変わりといってはなんですが、那須湯本の学校の前にあるゴヨウツツジです。
この辺りの標高は約800mぐらいですが、5月12日で満開でした。 追分の明神付近の藤です。
延暦10年(719年)坂上田村麻呂が、征夷の途次に勧謂したものと伝えられております。
小さな境内に樹齢700年の杉が数本あり、その神聖さに心うたれます。
また、那須の名水が湧き出るといわれています。
その辺りの藤ですから、坂上田村麻呂や源義経など、いにしえの、もののふも見たかもしれない光景です。
でも、これは田んぼに映った風景です。 百村山の藤です。こちらのページを御覧ください。那須塩原市 高林鴨内の林道 野田藤の品種から生まれた白い藤です。 白い色の藤も清楚でいいですね。 藤が咲いている期間は湿度も低く、本当に爽やかな日が多いです。
下から見上げると、五月晴れの空とグリーンと紫がとてもキレイですよ。 こちらは本当の深山に咲いている山藤です、房も小さいですが、野生味のある紫をしています。
久しぶりに那須の森や林を気にしてみました。