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那須町芦野の美しい竹林
是非こちらのページページを参考にしてください。芦野 | 芦野の平井菓子店 |
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駐車場などは観光スポットなどではありませんので整備されてませんが、すぐ前の平井菓子店さんに竹林を見たいと断って止めれば心よく止めさせてくれます。
竹やぶは沢山あります、が竹林と呼んでいいものは滅多にあるものではありません。
古都にあるような、竹林千里というわけにはいきませんが、芦野の竹林も結構美しいです。
川端康成が、「私はよく枯れ草に寝転んで竹林を眺める。
日のあたる表から竹林を眺めてはだめだ。
裏から見なければ、竹の葉にきらきらきらきら宿る時ほど美しい日光があろうか」
と竹林を表現していました。
そんな風情や情景が私も大好きです。
静寂に囲まれた竹林の世界は精神世界を感じます。
その辺の和風のレストランなどにあるちゃちいものではありません。
フォトコンテストなどで、堂の下の岩観音とならび沢山写真に撮られる場所です。
是非一度訪れてみてください、ただ秋がいいですね、何故かというと夏だとやぶ蚊がいますので涼しくなった10月の始めぐらいが美しいですよ。
帰りに平井菓子店さんに是非寄ってみてください、那須の人間がどういう人達なのかよ〜くわかりますからね。
風に吹かれて那須町を旅してみましょう
秋の野の花を愛でる
秋も中秋を過ぎると万葉の時代だったら「花野」で秋の七草などを楽しみ短歌や俳句を詠んだりしたのでしょう。
十五夜を過ぎる頃になると彼岸花などが咲き始めます。
なかなか花野は探しておりますが、残念ながらそう簡単に自然には無くなってきてしまいました。
秋の遊行柳 | 遊行柳 |
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314年前に松尾芭蕉が訪れた日に私も行ってみました | 314年前の同じ日の同じ時間の2013年6月7日の遊行柳です。 |
竹林を見たら次は秋の遊行柳を見てみましょう。
柳も落葉樹ですから、夏までの元気はありませんが彼岸花や蕎麦の花、また黄金色に染まった稲穂と秋の風情たっぷりです。
古来から有名な歌枕の地として西行や松尾芭蕉、与謝野蕪村などが訪れた地として有名です。
遊行とは、全国を行脚する僧のことで、時宗では最高位の僧を遊行上人というそうです。
元禄二年(1698年)4月20日(新暦で6月7日)松尾芭蕉が「奥の細道」の途上西行を偲び立ち寄り「田一枚植えて立ち去る柳かな」という句を詠みました。
そして松尾芭蕉が残した「奥の細道」とともに広く世に歌枕の地として知られるようになりました。 静かに、いにしえの歌人達を偲んでみましょう。
秋の農村に咲く花をみてみましょう
できれば野の花が咲く花野を紹介したいと思っておりましたが、なかなか見つける事はできませんでした。万葉の時代と違い10月も近いというのに七草が揃っている所は田舎とはいえありませんでしたが、個別にはそれぞれ見る事ができました。
今回は秋の彼岸花をみてみましょう。
今度は芦野のとなり伊王野に向かいます。
皆さん最近赤とんぼ見たことが有りますか?
この辺は沢山トンボも飛んでいますよ。
伊王野には美野沢地区に彼岸花公園がありこちらのページで特集しておりますので参考にしてください。蓑沢彼岸花公園(ミノザワ ヒガンバナコウエン)
今回は農村の風景を眺めながら見た彼岸花です。
伊王野野町から栃木県道・福島県道76号線を白河方面に進んでいきます、この道は旧東山道であり梓(アズサ)を過ぎますと関東ふれあいの道の入り口があり、田園と昔ながらの農村の風景を楽しめるように整備されております。
万葉集の時代には「アズ」イコール「梓」で、そこは崖崩れがあるような危険な場所という意味でした。
「アズ」は全国各地に存在しますが本県では栃木市と那須町の大字名として残っております。
現在は綺麗に整備されて、そこをのんびりとドライブしますと昔の郷愁を感じるような風景を見ることができます。
生態系も豊富な地域です。
驚かせなければアゲハチョウもこんなにおとなしいですよ
田んぼの畦に咲く彼岸花
急ぐこともなくゆっくり田舎の景色を眺めてください。
ある程度の年代以上でしたら必ず郷愁を感じると思います。
美野沢地区で見かけたなぜか心やすらぐ風景でした。
モチロン都会から来て住めといわれれば難しいでしょうが、田舎の人のスローライフが見えるようです。
家の両側にそのまま飲めそうなきれいな清水が流れていました。
源流は湧水です、裏山から透き通るような水が川になっていました。
豊かな人生とはいったい何なんでしょうか?
家に入るのには御自分で造ったのか味のある橋が架かっておりました。
道路から眺める風景は本当に風情たっぷりです。
空気もおいしいですよ。
そしてお腹が減ったら是非芦野の丁子屋さんのうなぎを一度食べてみてください。
丁子屋さんは300年以上続いている那須の老舗中の老舗です。
天然のうなぎを食べる事ができ、バカげた値段もしません。
昔の蔵を改造した部屋で食べる事もできます。(蔵で食べても値段は一緒なのですが予約が必要です。)
私のサイトでも特集しておりますので参考にしてください。
芦野 丁子屋 | 丁子屋(ちょうじや)のうなぎ |
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