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- 2008年の沼ッ原湿原のニッコウキスゲ (禅庭花)
年度別
2013年 | 2013年の沼ッ原湿原(ぬまっぱら しつげん)Part Ⅰ |
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2013年 | 2013年の沼ッ原湿原(ぬまっぱら しつげん)Part Ⅱ |
2014年 | 2014年の沼ッ原湿原 ニッコウキスゲ |
2014年 | 2014年秋の沼ッ原湿原 |
クオリティ(Quality)の高い亜高山ミニ湿原
県道266号線から沼ッ原駐車場へ続く市道付近。大型車通行可
入り口は那須ハイランドゴルフクラブの斜め前です。
栃木県道266号 中塩原板室那須線(とちぎけんどう266ごう なかしおばらいたむろなすせん)は、那須塩原市塩原から板室を経由して那須郡那須町に至る一般県道です。
一軒茶屋方面からですと右折して、ここから7.3Km.(一部未舗装道路あり)
地元に住んでいると車で簡単に行けるので、たまににいい空気を吸いに行ってくる。
ここの空気は本当にうまい、那須で一番おいしいのは空気です。
駐車場から15分ぐらい歩けばこの景色である。
花の季節でもなければ、平日の早朝などは誰もいない、この景色が独り占めだ。
美しい稜線の白笹山。
ロープウェイ山麓駅と150mしか標高差がない。
正面の三倉山山塊の裏側は会津下郷である、このサイトでも特集している観音沼森林公園や日暮滝(ひぐらしのたき)、猿楽台地の日本一のそば畑など裏側も景勝地が多い。
観音沼森林公園 | 観音沼森林公園 |
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猿楽台地 | 猿楽台地 |
日暮滝(ひぐらしのたき) | 日暮滝(ひぐらしのたき) |
先程まで薄暗かったが、夜明けとともに、朝もやがゆっくりと移動してゆく。
那須連山は結構複雑で私のサイトも簡単に那須5岳と作っておりますが、那須5岳に通常含まれませんこの「白笹山」というのは稜線がとても優美な山であります。
どちらかというと名前負けしている南月山など、あまり取り柄の無い山よりよっぽど美しい山であり、白笹山と正面福島県境の大倉、流石山、三倉山という1800m級の山々と沼ッ原湿原はセットで、ここに多様で貴重な植物群が湿原を季節ごとに彩りを添えております。
まさにエンヤである。
ワイルド・チャイルドでも聞こえてきそうである。
白笹山の山腹古い湖沼が衰えて出来たもので、ここの標高は1230m、恋人たちの聖地といわれる那須展望台が標高1.048メートルなので、那須でここがいかに標高が高いがわかるでしょう。
標高1200mの気圧の中というと海抜0mの場所に対して酸素量は85.53%となります。
約15%減という感じです。
高原の爽やかさというのはこういうのも関係してきます。
また高山植物の宝庫ともいわれております。 さすがにニッコウキスゲのシーズンとあって写真を撮る人が結構いる。
皆さんスゴイカメラである。
沼ッ原湿原は那須高原のお花畑 初夏のニッコウキスゲは見ものです。
(地元では7月上旬が見頃といわれていますが、その年々で違いますので観光協会などにお問い合わせを。)少しニッコウキスゲが減ってきた?それともちょっと時期が遅いのか?今日は7月10日
私の子供の頃は家の近所でも秋になると、地面が紫になるくらいりんどうが咲いたものだが、今や1本もない。
あれほどいた蛍もいないし、アケビなどもまったく無くたってしまった。
ホタルが見れますとか無邪気に喜ぶ人もいるようですが、どだいあれほどいたホタルがいなくなった方が個人的には怖い。
人が採ってしまったり、また鹿など野生動物に食べられてしまうのだろうか、最近は猿も多い。(猿には気をつけてね また、餌やったりしないでね)
平成14年8月に、皇太子ご一家が沼ッ原湿原を訪問されております。
初夏の風に吹かれながら歩いて行く。
水面に青空が映り込んで、緑とブルーのコントラストがずっと続いていていく眺めはとてもいいものです。
年によってはコバイケイソウ(小梅蕙草)の群生もみることができる。
昨今は田舎でも水の問題は深刻だが、まだここは本当にキレイな水だ。
サンショウウオなど子供の頃は川にいたような気がするが、今ではザリガニなどに食べられてしまったのだろう。
私の子供の頃はザリガニはこの辺にはいませんでした、まっあれも外来種か。
その頃見たことあるがそれ以来とんと会ったことがない。
現在ではクロサンショウウオは準絶滅危惧
植物は約230種確認されているそうです。
この小さな湿原にも多様な動植物が生息している。
豊かさとは何か考えさせられる。 正面、栃木県と福島県の県境になる、三倉山(1,888m)、大倉山(1885m)、流石山 ながれいしやま(1812.5m)
山々の景観もとてもキレイです。
マップなどにはあまり方角は記載されていませんから、ここにくると方向感覚が少し混乱してしまいますが、展望デッキは真北を向いています。
正面は大倉山、右流石山となりますが真北大倉山の視線の延長線上には会津若松市があり42Kmぐらい先である。
左側少しだけ見える三倉山の裏側が会津下郷になります。
距離的には正面の三山と茶臼岳及び三本槍岳とあまり変わりません。
大倉山山頂まで約5km、三本槍岳まで約5Kmとなります。
沼ッ原湿原は、那須連山の西端標高1,230mの日の出平(1,786m)南端白笹山(1,719m)、その西にある西ボッチ(1,410m)との間にある湿原です。
広さは東西約250m、南北約500m 周囲約1.6km 面積は約7ha
木道が整備されていますので、観光よりちょっとしたハイキング気分でどうぞ(1時間ぐらい)
緑の中にニッコウキスゲのオレンジが目を楽しませてくれる。
テーブルもあるので美味しいコーヒをゆっくり飲みながら景色を堪能してね。(要持参)
このダムは深山ダム(深山湖)といって沼原湿原の直下にあるのだが、上の沼ッ原湿原の調整池まで深夜電力を利用して水を押し上げている。
昼間に528mの落差を利用して、押し上げた水を落とし発電している。(揚水発電)
深山ダム | 深山湖と深山ダム |
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秋の沼ッ原湿原
乾いた秋風が吹く沼ッ原湿原。白笹山がとても美しい色合いをみせております。
秋はまた紅葉が楽しめる。
夏とは随分趣が違う。
秋の風の中にかすかに遠く寒い場所の香りがする。
もう山の上は雪が降ったそうだ。
長い那須の冬の足音が近づいて来る。
今年も那須の冬がやってくるか。
ゴミは必ず持ち帰りましょう。
小さな湿原です、一度破壊されたらもう戻りません。大切に保護しましょうね。