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那須岳の天気やトイレについて
人は山があると登らないと気が済まない生き物です。ちなみにサルもクマも登らないと気が済まないようです! 。
登山という単なる観光とは違い、一つ間違えると大変な事態を招く恐れが有ます。
季節や天候によってまったく違ったものになってしまう可能性が充分あります。
那須は標高は決して高い山ではありませんが、登山中に、ひとたび天気が崩れ始まったら、状況は全く違うものになります。
毎年事故が絶えない事実が如実に物語っています。
そのような性格上、いろいろな「お天気予報」サイトを比較検討しましたが「JWA一般財団法人 日本気象協会」が発表している、百名山 那須岳が一番かと私は判断しました。
テレビ・ラジオ等への気象情報及び解説の提供は日本気象協会がほぼ独占的に行っている信頼性の高い情報源です。
天気予報はあくまでも予測であることを踏まえて、充分な装備をして登山してください。
JWA一般財団法人 日本気象協会 | 日本気象協会の那須岳天気予報 |
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台風進路予報誤差(日本がある北西太平洋領域72時間予報)台風の進路予報で大変精度が高いとされている国際機関です。
台風が近づいている時は安全の為にも登山は控えましょう。
命あっての物種です。
那須岳付近にあるライブカメラ
解像度がそんなに高くありませんが、ある程度ライブ状況の天気を知ることができます。
県と町が運営しておりますが、残念ながら調整中や故障の状態の時が多いです。
httpsに対応していない所がほとんどです。
那須町運営 | 那須大丸ライブカメラ 那須連山、ファミリースキー場、県営大丸駐車場の様子が確認できます。 |
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那須町運営 | 峠の茶屋駐車場 ライブカメラ 峠の茶屋駐車場の様子が確認できます。 |
栃木県運営 | (県)ロープウェイライブカメラ映像 ライブカメラ 那須ロープウェイ付近の状況を確認できます。 |
峰の茶屋避難小屋にはトイレはありませんから注意してください。
へたをすれば雉撃ち(キレイな景色を眺めながらの、野外お小水)という羽目になりますので
若い女性や、かつては若かった女性も気をつけましょう。
山の上と天気が違う事もありますから、登山する方はロープウェイが動いていれば、那須ロープウェイの職員さんに聞くのが一番正解です。(ロープウェイの職員さんは親切ですから、丁寧に聴けば教えてくれると思います。もし私が職員だったら、女性には100%教えるとおーもいます。冗談)
風が強いと気温より体感温度は随分違ってきます。
雨天の時は相当違います。
新聞紙を服の中にまくなどすれば、結構効果あります。
詳しい電話番番号などはロープウェイのページを参考にしてください。
午後は雷の発生する事が多いですから充分注意してください。
那須地方は日本でも有数の雷の多い地方です。
場所によっては携帯電話の通じないこともあります。(稜線の西側などは注意が必要です。)
料金未納で通じないのはしょうがありませんね
那須登山 六根清浄(ろっこんしょうじょう)
登山マップ東野交通 那須ロープウェイ公式ホームページ | 那須観光協会 トレッキングマップ(PDF版) |
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これは那須高原の模範牧場から見た那須連山です。
那須連山は私達にとって子供の頃から見続けた、故郷を象徴する山でもあります。
気ままに登って、那須連山の素晴らしさを一人でも多くの人に楽しんで頂けますように紹介いたします。
那須登山の歴史は約1200年前の信仰登山から始まったと言われております。
山に登るときに昔の人は六根清浄と唱えながら登山したそうです。
六根とは通常の5感(視覚(眼根)、聴覚(耳根)、嗅覚(鼻根)、味覚(舌根)、触(身根))の他に意根(意識)を含めたものです。
この人間の本質的な認識や感覚を浄化する為に山に登りました。
そしてエゴイズムや執着にまみれた心を清浄にするため六根清浄は掛け声としても使われました。
現在那須連山の登山者数は年間約40万人と大変人気があります。
那須五岳の詳細
那須五岳とは | 那須五岳 |
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関東でも一番先に紅葉がはじまり、美しさは格別です。
都会からアクセスもよく気軽に大自然とふれあう事ができるのが那須の魅力です。
茶臼岳にはロープウェイが設置されており、まだ登山はしたことが無いという方でも楽しむ事ができます。
このサイトは誰でも無理のない、天気の安定する、山開きが行われる5月から紅葉時期までの初心者でもできる那須の登山を紹介いたします。
ちなみに那須連山は表日本と裏日本を分ける分水嶺のような場所です、冬季の厳しさは3000m級の山に匹敵するといわれるぐらい気象条件の厳しい山々ですから、難易度も夏場とは問題になりませんから初心者の登山は難しいです。
ただ近年の登山ブームで本当に「なめてんの」という人が事故に合う確率が高いです。
もちろん万全の用意をしての不慮の事故はしょうがありませんが、防災ヘリなどは税金で賄われますが、莫大な金額がかかっています。
(ヘリコプターレスキューは、警察、消防、自衛隊、民間ヘリ会社によって行なわれていますが普通は警察ヘリか防災ヘリが救助に向かうことになります。
しかし両者とも山岳救助だけに配備されているわけではありませんから、他に出動している場合は使えない時もあります。
自衛隊の場合は県知事の要請が無いと出動できません。
昨今タクシー代わりに救急車を呼んだり税金の無駄遣いが指摘されています。
警察ヘリと防災ヘリと自衛隊ヘリには救助費用がかかってきませんが、それは税金で賄われていて国民が負担しているということですから誤解しないようにね。)
民間のショボイヘリでも時間あたり50万円ぐらいが相場ですから、なめきって登山して防災ヘリや救急車を使いますと国民に大変な負担がかかりますから、先輩の登山者に注意されたら登山しないほうがいいと私は思います。
那須ロープウェイ Nasu ropeway
那須連山の主峰である茶臼岳です。
地元では単に那須山などと呼びますが、正式な名称は茶臼岳で深田久弥氏の選定いたしました、100名山の一つであります。
この山の特徴は、なんといっても栃木県唯一の活火山(Active volcano)であるという事と、ロープウェイが設置されております為、誰でも気軽に9合目まで行く事が出来る事です。
(郭公平の山麓駅より山頂駅まで約4分)
季節が良く、お天気の良い時でしたらロープウェイを利用すれば小学生の子供でも登る事ができます。
実際に茶臼岳登山は、私の小学校3年生の時の林海学校でした。
何度登ってもやはり小学校の時に登った時が一番楽しかったような気がします。
ファミリーで登山気分が楽しめる、数少ない山だと思います。
山に登る登らないは別として、那須に来てロープウェイに乗らなかったら何しに那須に来たかわかりませんよ。
公共機関(東野交通のみ)
那須塩原駅、黒磯駅とも東野交通で那須ロープウェイ行きになります。
茶臼岳(那須岳)登山 1.915m 那須登山の人気ナンバーワン
那須を代表するランドマークであり、栃木県の唯一の活火山(Active volcano)です。深田久弥氏の百名山にも選ばれた山です。
那須山より高い山はいくらでもあります。
また那須山より美しい山もいくらでもあると思います。
しかし私にすれば故郷の山であり子供の頃から見続けた山です。
母親に代わりがいないように那須山の代わりも私達にはないのです。
那須に生まれ育ったが人間が、いろんな事情で他所に移り住んだりしたときに「動かざること山の如し」のように、「古里」というエモーショナルな思いの中の拠り所にあるものだと思います。
茶臼岳に登ると分かりますがゴミ一つありません。
いかに皆様のモラルが高いかわかります。
皇太子・皇太子妃雅子様、また昭和天皇も皇太子時代の大正15年茶臼岳に登山しております。
那須岳からの景観はとちぎの景勝百選に選ばれています。
茶臼岳は古来より信仰登山の対象とされ、別名を月山と呼ばれました。
茶臼岳山頂に祀られている祠は那須神社の奥宮として、明治6年高湯山を那須岳神社として改めたものです。
当時は4月8日(新暦5月6日)が山開きで8月8日(新暦9月20日)が山仕舞で、その間に高湯山(茶臼岳8合目付近の「御宝前」である御神体)、月山(茶臼岳)、毘沙門岳(朝日岳)の三ヶ所の霊場に登山参拝することを三山がけといいました。
現在の茶臼岳の名前の由来は名前そのもので、茶を挽くウスのような形をしているところから命名されたものです。
私もファンなので2016年5月現在NHKの大河ドラマで「真田丸」を放映しておりますが、戦国のラストを飾る大阪夏の陣において、「徳川家康」をあと一歩で自刃に追い込む程素晴らしい活躍をして散っていった「真田幸村」が「徳川家康」の本陣を狙って突撃開始した場所が同名の茶臼山でした。(まったく関係ありませんが)
初心者の登山の適期としては、5月から紅葉時期までが良いと思います。
那須朝日岳 1.896m 那須唯一の鋭鋒 本格登山
那須連山の主峰である茶臼岳の向かって右側に位置しますのが那須朝日岳です。
こちらは那須五岳の中でも急峻な岩場の山です。
初心者は茶臼岳とは性格が違いますので、きちんと装備して安全に配慮して登ってください。
朝日岳を地元の私が形容しますと、田舎のわんぱく小僧がそのまま山になったようなものです。
ニセ穂高と呼ばれているのも知っていますが、人間世界のぱくった、ぱくられたという生臭いものは自然にはありません。
那須朝日岳は世界の中の唯一の那須朝日岳です。
茶臼岳と朝日岳の間に位置する、峰の茶屋は風の通り道として有名な場所ですので、山屋さんやベテラン以外の方は充分注意してください。
甘く見て事故を起こす事が多い山です。
まあ、これは私にはわかりませんが、特別なパワーを発する山だという方もおります。
那須五岳がパワースポットであるというのは有名な話ですので、もしかしたら不思議な力を持つ山なのかもしれませんね。
弘法大師空海が大同年間(806〜809)に三大権現を勧請したといわれ、古くより山岳信仰の三山がけの対象の一つとして、月山(茶臼岳)、茶臼岳西側の白湯山(はくとうさん)湯元側からは高湯山(御宝前温泉)とともに朝日岳は毘沙門岳と呼ばれておりました。
当時は那須山は女性は登ってはいけないという、女人禁制であったようです。
安全に夏山登山する装備 事故に合わない為に
那須山に限らず、初心者が安全に登山を楽しむための装備などを解説していますので参考にしてみてください。山は天候なども変わりやすいですから、準備は大事です。
1 通気性の良い長袖・長ズボンで肌を守る。
防水、防湿性のよい素材を使った物や伸縮性のよい素材のズボンなど。
2 雨合羽などの雨具
セパレートタイプがいいです、寒い時は防寒具としても使えます。
3 水 熱中病対策
4 一日分の食料
5 携帯電話