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観音沼森林公園にライブカメラが設置されました。
下郷町町公式サイト | 下郷町ライブカメラ |
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自然一杯の観音沼森林公園
観音沼は会津下郷町の、観音山の麓にある美しい森林公園です。裏那須の雄大な自然が沢山残っている場所です。
紅葉時期の写真スッポトとして、近隣はもとより遠方からも沢山の写真愛好家が訪れる大人気スポットとなっています。
夜間甲子道路などを走っていますと、鹿や猿など沢山の野生動物をみかけることができます。
自然が豊かなのでしょうね。 観音沼森林公園は、標高1640mの観音山のふもと900mぐらいの標高に位置しています。
標高862mの道の駅「しもごう」からですと、少し下って約1km先を左折、観音山を右に巻いて登ってくる感じです。
観音沼の横には江戸時代の会津中街道の古道跡が残っており、観音沼の回りには遊歩道が設けられています。
沼の周囲は1.2Km程で、誰でもゆっくりと散策できるように整備されています。
所々に浮島があり季節ごとの花々や紅葉風景を引き立てています。
またハイキングコースとして、保安林全体を散策できるように全長3.2kmのモデルコースが9つ用意されています。
観音沼森林公園一帯は保健保安林に指定されており、公園全体が美しく保全されています。
森林のレクリェーションを通じて心に安らぎを与えてくれたり、豊かな生活環境を守る為のものです。
散策路の所々に湖面を眺めながら休めるベンチが設置されています。
公園としての整備もされていますので、花木が沢山植裁されて季節ごとの花を楽しむ事ができます。 新緑から紅葉まで木漏れ日の差す散策道になります。
白河市にある松平定信公の造りました日本最古の南湖公園のように、各ポイントに名前がつけられており美しい紅葉を楽しむ事ができました。
特に水明の畔の辺りは素晴らしい紅葉を見せてくれました。
季節ごとに美しい姿を見ることができ、野鳥の宝庫として名高い公園です。
植物も希少なミツガシワなども季節には見ることができます。
神秘的な雰囲気が、裏那須と南会津の山々とでいい感じです。
観音沼は約1万7千年前の甲子旭岳の噴火によってできた溶岩が、長い間に侵食されできたものとされています。
この一帯が那須連山の火山活動でも最も古い歴史があります。
那須連山の火山活動は約60万年前に会津下郷の南倉沢、西郷周辺の甲子旭岳などから始まりました。
10万年周期の気候変動や北京原人などが出現した時代背景です。
その後南側の那須連山の主峰である三本槍岳が、40万年前から25万年前活動を開始しました。
ホモ・サピエンスである人がアフリカに出現した頃です。
甲子旭岳噴火の特徴は茶臼岳の流動性の少ない安山岩質溶岩と違い、流動性の高い玄武岩を含む溶岩を生じたことです。
観音沼から直線距離で約9km先に沼ッ原湿原があります。
この2ヶ所は奥州の最南端と関東の最北端として、江戸時代会津中街道を通して、厳しい難所超えの中、道中の人達の目を楽しませた事でしょう。
観音沼の近くには有名な日暮の滝もあります。 木々の梢から聞こえる野鳥の鳴き声と爽やかな風が吹く観音沼、
那須甲子有料道路の無料化と、甲子トンネルの開通によって那須から簡単に行けるようになりました。
紅葉時期は色づいた木々が水面に映り込み、息を飲むようなシンメトリーな風景をつくりだしています。
厳しい自然の中に咲く花々は、それぞれが身を寄せあって助け合い生きているような気がします。
静かな森は空気もとってもおいしいです。
昼間はもちろん、月夜に照らされた観音沼は本当に神秘的です。
2014年の紅葉の様子は私の那須高原アルバムに載せてありますので参考にしてみてください。 | 2014年の観音沼森林公園の紅葉 |
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