- BeNasu那須高原の歩き方 トップページ >
- 季節の中の那須の風景 >
- 鍋掛のイトヨ生息地
鍋掛の清川 イトヨ棲息地
イトヨは現在栃木県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ類(Aランク 生存が危ない状況)に指定されています。キレイな水でしか棲息できない魚です。 那須地方でも開発や過剰な地下水の汲み上げに伴って、湧水のある環境が少なくなっており、生息環境の悪化による絶滅の危険が増大しています。
那須塩原市の鍋掛にある清川のイトヨ棲息地はワサビもできるキレイな湧水地です。
ワサビというのはキレイな清流や湧水地でしかできません。
那須野ヶ原は大正年間には伊豆や安曇野などと同じく、有望なワサビの生産地として考慮されたこともあるぐらい沢山の美しい湧水池(出釜)がありました。 水面が鏡面のように、キレイな清水がゆったりと流れています。
ときどきイトヨが姿を見せるのですが、あまりに早くて写真を撮る事ができませんでした。
写真のイトヨは那珂川水遊園で撮影したものです。
大きさは約3センチぐらいと、本当にちっちゃな魚で動きも早いので、自然の中で写真を撮るのは非常に困難です。
現在、鍋掛小学校の子供達が一生懸命環境保全をしています。
こんな小さな魚ですが、海と川とを行ったり来たりするイトヨもいます。
ここのイトヨは幼魚・成魚ともにこの河川中に常時生息するという封土的特異性があるので珍しいといわれています。
昔は私の家の近所にも湧水地があり、キレイな清水が湧いていました。
モチロン飲んでも全然平気でしたからね。
現在は失われてしまい残念です。
どんどん失われていってしまうのでしょうね
童謡の歌の世界のような感じです。
私達が子供の頃は小川はとっても身近な存在でした。
メダカやタナゴ、カエルやヤゴなど良く捕まえたものです。
今は住宅や別荘ができてしまって失われてしまった所がたくさんあります。
イトヨは現在栃木県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ類(Aランク)に指定されています。絶滅の危機にありますので、静かに鑑賞してください。