- 那須高原のおいしい牛乳
- 南ヶ丘牧場 ガーンジィゴールデンミルク
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南ヶ丘牧場については、こちらのページを参考にしてください。 南ヶ丘牧場(平成26年4月の増税に伴い価格が500mlで610円、900ml 1.080円に変更になっています。 実際のご購入においては御自身で確認いただけますよう、よろしくお願い致します)
ガーンジィゴールデンミルク
国内に200頭しかいない希少種のガンジー牛を飼育して、牛乳を作っています。
日本の牛乳事情は大手による寡占状態です。
それらの企業が造る牛乳はほとんど超高温殺菌(130℃ 2秒)というもので、欧米人が飲んだら、オイオイこの牛乳大丈夫か?というぐらい風味が落ちてしまいます。
その下にそれぞれの地方に中規模の企業や酪連があったり、各酪農家はそれらの企業に牛乳を売ります。
買い取りの値段に品種は通常考慮されませんから、搾乳量が多く、コストのより安いホルスタイン種が主流になっています。(日本の乳牛の98%以上がホルスタイン種です。)
また海外でもガーンジィ牛は良質の生乳を出す牛として知られていますが、特別珍しい品種ではありません。
ガーンジィゴールデンミルクは、南ヶ丘牧場のホームページにあるように、パスチライザー殺菌という75度15分殺菌で行う高温殺菌のことです。
微妙な所ではあるのですが、やはり低温殺菌牛乳とは別と私としては考えております。
またノンホモジナイズでもありません。
やはり、この価格帯では地産地消という訳にはいきません。
ネット販売や観光客が購買層ですので多少なりとも日持ちのする牛乳じゃないと厳しいのでしょうね、特別牛乳のような訳にはいきません。(製造日より6日間)
ガーンジィ牛については、こちらのページを是非参考にしてください。那須で飼育されている牛
(写真 下 ガーンジィゴールデンミルク やや黄色みを帯びているのが特徴です。)
価格は500mlで590円、900mlで1.050円と低温殺菌、ノンホモの牛乳でないのに大変高価です。
ドイツから那須に旅行に来て、この値段を見て悪い冗談だと思ったというコメントがドイツのブログにありました。
特にU.Sドルに直せば10$です。
ドイツ人にしてみれば、さして特別と思われない牛乳が900mlで10ドルで売っていました。
その牛乳を喜んで買う日本人は裕福なのか、味が分からないか理解しがたいというコメントもありました。(これは非難する訳ではありません、本当のコメントですので誤解しないようにお願いしますね、相手は外人ですからストレートに表現します。国の事情も違いますしね。)
あとは個人の好みですのでガーンジィゴールデンミルクのファンも沢山おりますので美味しいのは間違いないでしょう。
私は子供の頃から、南ヶ丘牧場に行くとコップに入った牛乳を飲みますが、やはりあの景色で飲むのが美味しい秘訣だと思います。
味はみなさんおしゃるとおり、乳脂肪分3.8%以上ありますので濃厚な感じを持たれると思います。
特に冬場は濃厚です。
一回飲むという感じでしたらいいと思いますが、毎日生活の中で飲む低温殺菌牛乳のノンホモに慣れてしまうと価格的にも違和感がありますけどね。
日々の生活の中で毎日飲むという訳にはいかない価格ですし、やはり牧場のおみやげやインターネット販売でしか手に入らない希少性が先行しているなという印象は変わりませんでした。
(写真 下 ガーンジィ牛 人懐こい牛です。)
観光客に売らなければなりませんのでイメージが先行している感じです。
観光地の宿命とも言えるのですが
園内いたる所にガーンジィの文字が目につきます。
飼料については放射能の問題の無い飼料を与えているという記載がありました。
福島県や山形県にも牧場がありますので気の毒な災難だったと思います。
飼育環境については観光客のエリアから離して、静かでいいと思います。
那須の南ヶ丘牧場のガーンジィ牛の飼育施設の風景です。
日本の場合、完全な放牧では酪農は成立しがたいのが現状です。
放牧の場合、牛一頭につき年間約一ヘクタールの土地が必要だと言われております。
東京ドームでも4.7ヘクタールですから、4〜5頭しか飼えない計算です。
土台狭い日本です、無理ですね。
床はコンクリートですが、牛を見ていると特別ストレスを感じている様子も無く飼育は丁寧にやっています。
飼育環境も概ね清潔に保たれています。
以前は子牛もいたのですが、各牧場がそれぞれ役割分担しているようです。
那須の南ヶ丘牧場で現在見かけますのは搾乳牛(乳を絞れる牛)だけのようです。
大きさも個体差があり、ホルスタインと変わらない大きさの牛もおります。
搾乳量はやはりホルスタインに比べると少ないです、というかホルスタインが多すぎるといった方が適切だと思います。
全国の酪農家の98%近くがホルスタイン牛を飼うのがわかります。
南ヶ丘牧場やりんどう湖、森林ノ牧場や千本松牧場のような、牧場自体に牛乳を作る設備を備え個別販売ができる所は別ですが、普通の酪農家は契約している業者に出荷しますので、通常は量で値段が決まります。
ガーンジィであろうがジャージー、ブラウン・スイスであろうが品種に関係なく量で値段が決まってしまうからです。
持ち帰りの発泡スチロール製の牛乳をいれる容器も別売りで商魂たくましい感じです。
本来は半額ぐらいで充分な値段だと思いますが瓶の容器にお金がかかるのではないかと個人的には思っています。
モチロン各地からくる観光客が購入するので瓶を返せば瓶代が戻ってくるリターナブル制度はありません。
すこし資源の無駄のような気もしました。(多分瓶代が価格の半分近くをしめると思います。)
ノンホモではありませんが、基準牛乳の低温殺菌の千本松牧場1L紙パック牛乳の4倍以上の価格ですから、品質のわりに大変高価という印象です。
経営戦略がもちろん違うのでしょうが、これから問われていく地産地消という事では千本松牧場の方が地域密着しています。
以上完全に私見ですので、あくまで御自身で飲まれてみて判断していただくのがやはり最良ですね。