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コピスガーデンⅡ | コピスガーデンⅡ |
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コピスガーデン 那須のばら園 | 那須のばら園 |
那須高原にも本格的なイングリッシュガーデンのお店ができました。
見頃は?バラの日本一の生産量を誇るのは愛知県、続いて静岡県など温暖な場所が多い為園芸誌などではこのあたりを基準に開花時期を記載しているものも多いようです。
では那須高原でのバラの見頃はいつごろでしょうか?
平年並の気温であればコピスガーデンのバラは5月の下旬から咲き始め6月が本番です。
もちろん売店で鉢植えで販売しているものは上記の温暖な場所などから仕入れいたしますから、5月も早い時期から花を付けて販売されています。
グローバル・ウォーミングの影響か異常気象の多い時代になりましたから、その年でも時期にならないと予測ができないようになってしまいましたね。
現在バラ園は那須周辺にはコピスガーデンしかありませんから、那須に行く事になりましたら開花状況を直接コピスガーデンにお尋ねください。
フリーダイヤル(0120-377-228)
追記 2016年3月5日 幸せを表現する言葉は沢山ありますが、私が好きなのはやはりラ・ヴィ・アン・ローズ(La Vie en rose)日本ではバラ色の人生と訳されています。(私にはまったく縁はありません)
エディット・ピアフの代表曲の一つですよね。
それこそ、沢山の人がカバーし映画に使われ世界的に有名な曲の一つになりました。
麗しのサブリナ(オードリ・ヘップバーンとハンフリー・ボガード)にも使われましたね。
せっかく那須高原にきたらバラ色の人生を送ってください。
今までは、なかなかこれといった園芸店が那須にはありませんでしたが、ようやくコピスガーデン(雑木林という意味だそうです)という本格的なお店ができました。
バラ苗は充実した感じです。
デビットオースチンを始め、海外の有名ナーセリーや日本のナーセリーも京成バラ園など、育種会社別にならんでいました。
経営的に見ると、バラというのは園芸店にとって、苦労の割にお金にならない代表選手なのです。
現在バラの品種は数万を数えますが、もともとは野生種8種のバラの掛け合わせでできている花です。
一見ヨーロッパの花のようなイメージがしますが、アジアが原産です。
チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地でここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播しました。
南半球にはバラは自生していません。
特に四季咲きのバラの元となった庚申バラ(ローザキネンシス)はヨーロッパにはありません。
このバラがなかったら四季咲きのバラは生まれませんでした。
カフェはオープンテラスになっていて、ガーデンを眺めらるようになっています。
現在もお庭のほうは作成中ですので、何年か後が楽しみですね。
もちろんバラだけではなく沢山の草花やクレマチス、ハーブや花木など種類もたくさんあり、好きな人にはたまらない場所になると思います。
バラというのは花卉栽培農家が切花用に栽培していますが、育種(新しい品種を作ること)をしている訳ではありません。
バラの世界は寡占状態で、世界で通用する育種会社やナーセリーは世界でも何社もありません。
有名どころは、フランスのメイアン (Meilland)ジャン=バティスト・ギヨー(Jean-Baptiste Guillot)やドイツのコルデス社(kordes)、ローゼン・タンタウ (Rosen Tantau)、イギリスのデビットオースチン(David Austin Roses)、そして日本にバラを広めた千葉の京成バラ園など、数える程しか世界に通用するバラを生み出す技術を持った会社はありません。
特にフランスのメイアンはピース(Peace)フランスではマダム・アントワーヌ・メイアンや、ルネサンス期のフランスの詩人にちなんで名付けられたピエール・ド・ロンサール(Pierre de Ronsard)などを作出した世界屈指のバラ会社ですね。
まあ、それだけキビシイ世界です。
白河の小峰城に古くからあるバラ園は、日本のバラの普及に尽力した、京成バラ園の創始者であった鈴木省三氏が、京成バラ園を作る以前の轟バラ園の時代に造ったものなんですよ。
また日光の東照宮、言わずと知れた徳川幕府の聖地でありますが、東照宮にもバラの彫刻がほどこされております。
東回廊にある左甚五郎の作といわれる「眠り猫と雀」は有名ですが、その東回廊にひっそりとバラが咲いておりますよ。
ボタンと間違える方もおられるようですが、バラは江戸時代「長春花(ちょうしゅんか)」と呼ばれておりました。
これがロサ・キネンシスであり、皇居に植えられているのもピンクのロサ・キネンシス(庚申バラ)です。
自然を生かしながら、池を配置して良い感じです。
モネをイメージしたのですかね。
バラは、毎年何万という品種が開発されますが、何年か後に残るのはほんの僅かという、とってもキビシイ世界です。
まず生き残る為には、世界の新種コンテストで賞をとらないとキビシイです。
有名なコンテストはいくつもありません、その中で最難関といわれるAARS(The All-America Rose Selections)
さすがにAARSを受賞したバラは古くても人気があります。
現在のバラのほとんどはピースというバラを元に改良していった花が多いですが、ピースはフランスのメイアンのバラです。
第二次世界大戦が始まり、アメリカに行く最終の飛行機で送られたバラです。
その後戦争が終結した時、この淡いイエローのバラがアメリカで大人気になり沢山植えられました。
しかし当のメイアンはまったく知らず、アメリカに行ってピースが沢山植えられていてとても感動したそうです。
ピースの名前の由来は、最初の国連の会合のすべてのテーブルにこのバラが飾られました。
二度と戦争が起こらないように、このバラはピースと名付けられ今でもバラの好きな方はコレクションの一つに必ずあるといわれています。
ドラマチックな話ですね。
私の生まれた年に受賞したバラはクリスチャン・ディオール(Christian Dior)という、ちょっと病気に弱いのが難点ですが、現在でも赤系では人気があります。
もちろん、フランスの有名なファッションデザイナーである、クリスチャン・ディオールに捧げられたバラです。
コピスガーデンは現在花屋さんなどで見かけるハイブリットティーといわれるバラとは違いオールドローズや、オールドローズを現代的に改良した、イングリッシュローズといわれるデビットオースチンなんかのバラが多いです。
建物もオシャレで、人気スポットになるのも時間の問題ですね。 5月の爽やかな風に乗ってバラの香りが漂ってきます、幸せな気分を味わえるよ。
季節の花である、シャクナゲやアジサイがとてもきれいでした、アジサイは英語でハイドランジアというのですが、海外では大人気の日本の花です。
那須ICからも近く県道17号(那須街道)、森のビール園の隣になります。
ただちょと奥にあるので那須高原に向かう場合左側の看板を見逃さないようにしましょう。
室内でそだてられる、エアープランツや観葉植物系、それとオシャレな海外製の小物なども沢山おいてありました。
私も20年近く前、オリーヴ園をやろうと、小豆島から随分大きなオリーブを買って植えましたが。
気候的に採算がとれるような実はなりませんでしたが、雰囲気をだすために屋内でテラコッタなどで栽培すれば、那須にはもう数え切れないほどイタリアン・レストランがありますので重宝すると思います。 屋内に入るといろんなコーナーがあり、見ていると時間が経つのをを忘れてしまいそうです。
シーリングライトもイギリス製?らしいクラッシクなもので雰囲気がいいですよ。
右側は併設されているカフェの様子、屋外スペースもあり、窓からガーデンが見えるように設計されています。 言わずと知れたアイスバーグ(Iceberg)ドイツのコルデスの世界的に有名な名花です、本国ドイツではシュネービッチェン (Schneewittchen)と呼ばれています。
これは白雪姫という意味です。
これも私の生まれた年に作出されたバラですので、少し思い入れがあります。
暑いとピンクが少しでてしまうのが欠点ですが、純白の状態はまさに白雪姫にふさわしいバラですよ。
バラの寿命は台木で決まります、日本の野ばらだと短いです。
ヨーロッパからの輸入バラだと、カニナという西洋野ばらの台木を使用してますから、根頭癌腫病などが無ければ数十年は持つといわれています。
挿し木が個人的には一番いいと思いますが、成長も遅いし、種苗登録の期限が切れてないものは当然違法になります。 屋外の苗の売り場の風景です。
それぞれ種類別にキレイにコーナーが設けられていました。
少し大きな花木などは建物の入り口の正面脇に置いてありました。 こちらが駐車場から歩いてくると見えるコピスガーデンの正面です。