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湯野上温泉駅ライブカメラ | 下郷町ライブカメラ |
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養鱒公園駅(ようそんこうえんえき)から湯野上温泉駅まで
センチメンタル・ジャーニー
会津鉄道は福島県会津若松市に本社を持つ、会津のローカル色たっぷりの第三セクターによる単線鉄道です。首都圏からも相互乗り入れで喜多方・会津若松〜浅草・新宿を4時間弱で結んでいます。
風光明媚な鉄道として大変人気の路線です。
今回は那須高原からぶらり旅、養鱒公園から湯野上温泉駅までの風景を楽しみましょう。
観音沼森林公園から、美しいダケカンバの道をまっすぐ7Kmほど下って突き当りが養鱒公園駅です。
どこから乗っても素晴しい鉄道なのですが、私はいつも養鱒公園駅から湯野上温泉駅まで乗ります。
理由ですが養鱒公園駅は無料で車が止められて、湯野上温泉駅からバスで大内宿に向かうのも風情があってとても良いからです。
養鱒公園は那須の裏側です。
駅数は5つ、距離は17kmで約30分の郷愁の会津鉄道の旅です。
養鱒公園駅はかわいいログハウスの無人駅です。
いつも先頭に貼り付いて運転気分で線路と風景を眺めるのはやめられません。
ちょっと、こっ恥ずかしいですが子供といっしょです。
ワクワクしますね。
会津鉄道でバック・トゥ・ザ・フューチャー
会津の山々が綺麗です。
この山間の大川沿(阿賀野川)いの渓谷をノンビリと、会津のデロリアンならぬレトロな会津鉄道に乗ってどですかでん、どですかでんと走っていきます。
車窓のすぐ下を線路沿いに大川の清流が流れていて目を楽しませてくれます。
このローカル感がいいです。
なんかバック・トゥ・ザ・フューチャー のように時間が戻っていくような気がします。
目の前に鉄橋が見えてきました。 渓谷沿いですから鉄橋が多く、どですかでん、どですかでんという音が鉄橋を渡ると少し調子が変わるのが楽しいです。
模型では味わえませんね、本物は素晴らしいです。
会津下郷は大川沿いに温泉や古い民家が点在する人口6000人あまりの町です。 大川(阿賀野川)の眺めです。
会津下郷の駅の手前の風景。
一帯が秋の紅葉で色付いています。
左端に見えるレンガの建物が下郷町役場です。 まるで秋と鬼ごっこをしているような光景です。
錦秋に色付いた木々が車窓を流れていきます。
時速300Kmの車窓からは決して見ることの出来ない、ゆっくりとした時間が木漏れ日の中に走っていきます。
国の天然記念物にも指定されている、名高き塔のへつり付近です。
100万年の時が岩を削り取った自然の造形美です。 懐かしい日本の原風景が広がっています。
ボーッというディーゼル機関車の汽笛がなんとも町並みと良くあいます。
タイムマシンの車窓から景色を眺めているようです。 湯野上温泉駅です。
温泉街として有名ですが、大内宿への玄関口でもあります。
茅葺きの駅は旅への郷愁を誘います。
忘れがたい駅です。
私達の住む北関東と東北の玄関である福島県は、沢山いいものが採れる地域なのですが、特産物をブランド化するのが下手な日本有数の地帯です。
ワースト3が栃木県、群馬県、茨城県で、福島県はちょい上ぐらいの不器用な人間の多い地域ですが、人情は厚いです。
養鱒公園から湯野上温泉駅まで片道520円(普通列車)です。
会津下郷町の駅数は6駅。
養鱒公園 ー ふるさと公園 ー 弥五郎 ー 会津下郷 ー 塔のへつり ー 湯野上温泉 です。
今どき遊園地のジェットコースターに乗っても1000円ぐらいはしますから、是非スローな旅を味わってみてください。